高齢ドライバーによる交通事故が社会問題として報じられ、2022年5月の道路交通法改正により運転技能検査が導入されるなど、法令対応が進んでいます。
損害保険ジャパン株式会社とAI教習所株式会社(以下、それぞれ損害保険ジャパンとAI教習所)は、高齢ドライバーやペーパードライバーの増加・物流・運送業界におけるドライバー不足・移動弱者の増加などの問題に対応するため、データにもとづいた運転評価を生かした新たなソリューションの検討・開発および新サービスの構築を目的とする共同研究契約を締結したと発表しました。
「運転の人間ドック」構想の実現を目指す
損害保険ジャパンによると、広く交通事故を防ぐためには、運転者が運転をめぐる認知機能や運転技能の状態を把握し、機能維持や技術向上のトレーニングを行うことで、安全運転が可能な状態を維持することが重要だといいます。これは、高齢者だけの問題ではありません。
今回の共同研究契約締結により、両社がもつデータやノウハウを共有。高齢者を含むドライバーが安心・安全に運転できる環境づくりを目指す「運転の人間ドック」構想の実現に向けて、実証実験計画の策定・実行をおこなうといいます。
また、医療関係者などとも連携して、運転者の健康状態や運転能力を総合的に評価し、行動変容へ繋がるようなサポートやトレーニングを提供するとのことです。
研究における両社の役割
この研究において、両社はそれぞれ以下の役割を担うと伝えています。
<参照>
損保ジャパンとAI教習所、安心で安全な運転を支えるエコシステム「運転の人間ドック」構想の実現を目指して、共同研究を開始
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