一般社団法人日本リカバリー協会は、一般社団法人日本疲労学会や株式会社ベネクスと共同で健康及び生活状況をめぐる調査を実施しました。
「日本の疲労状況2024」と題して、4月25日(木)から5月30日(木)にかけて、全国20~79歳の約10万人を対象に行われたという調査結果をまとめています。
「疲れている人(高頻度)」が増加
この調査は2017年から定期的に実施しているといいます。2023年から2024年の比較では、「元気な人」は微増したものの、「疲れている人(高頻度)」は39.8%で、昨年の38.6%から増加しています。
2017年からの推移を見ても、2019年以降「疲れている人(高頻度)」がとくに増加していることが明らかになっているそうです。
性別・年代別の疲労状況
性別ごとに見ると、「疲れている人(高頻度+低頻度)」の割合は男性が76.1%、女性が80.4%となり、女性の方が疲労傾向にあることが分かります。
年代別では、20代から40代までの現役世代の疲労度が高く、30代が最も疲れている年代です。30代の女性では「元気な人」がわずか9.2%となりました。また、「疲れている人(高頻度)」は男性の30代、女性の20代から40代で50%を超えています。
地域別・睡眠と疲労の関係
地域別に見ると、元気な人が多い都道府県は和歌山県・徳島県・京都府・山口県・大分県の順でした。一方、疲れている人(高頻度)が多い都道府県は岩手県・宮城県・東京都・福島県・千葉県が並んでいます。
睡眠時間と疲労の関係を調査した結果、5時間未満の睡眠をとっている人は「疲れている人(高頻度)」が26.1%、6時間以上8時間未満の睡眠をとっている人は「元気な人」が57.6%。やはり、しっかり睡眠をとることが重要であることが分かります。
また、中途覚醒の有無も疲労度に影響しているようで、途中で目が覚めることが多い人は「疲れている人(高頻度)」が多い結果となっています。
調査概要
調査名:「ココロの体力測定 2024」
期間:4月25日(木)~5月30日(木)
SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
方法:インターネット調査
SCR調査項目:10問
調査主体:一般社団法人日本リカバリー協会/一般社団法人日本疲労学会/株式会社ベネクス
日本リカバリー協会|【調査リリース】全国10万人調査から「日本の疲労状況2024」を発表
<参照>
全国10万人調査から「日本の疲労状況2024」を発表「疲れている人」が7162万人、30代の疲労は更に深刻に
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