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24時間販売の「祝儀袋の自販機」設置へ 祝儀品メーカーが自販機ビジネスに新規参入

会田香菜子

2024/06/20(最終更新日:2024/06/20)


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紙製品・化成品メーカーの株式会社マルアイが、自動販売機ビジネスに新規参入することを発表しました。

提供されるサービスは、冠婚葬祭に使用する祝儀・不祝儀袋の自動販売機「祝儀袋の自販機」。6月12日(水)から、設置を希望する土地オーナーの募集を開始しています。

「良いものを時短で簡単に買いたい」

祝儀・不祝儀袋は冠婚葬祭には欠かせないアイテムです。しかし、家事や仕事に追われ準備に時間を割くことが難しかったり、高齢化する過疎地では購買ニーズに反して購入手段や種類が限られたりすることがあるそうです。

また、デジタル化が進み「手軽さ」に利点を感じる人が多い一方で、冠婚葬祭などの特別な場面では相手に心をこめたものを丁寧に送りたいというニーズも。「タイパ」重視の風潮のなか、“良いものを時短で簡単に買いたい”傾向が強まっているといいます。

「祝儀袋の自販機」の募集要項

同社では、前述した背景もあり、自動販売機ビジネスに新規参入を決定。祝儀・不祝儀袋を24時間販売する自動販売機「祝儀袋の自販機」の設置する土地オーナーを募っています。

「祝儀袋の自販機」のラインアップは、結婚・出産などお祝い用の祝儀袋や、お悔やみ用の不祝儀袋、また日常的に使用できる封筒やぽち袋・メッセージカードが予定されているそうです。

6月12日(水)から募集を開始した土地オーナー募集の要項によると、契約期間は原則1年ごとの見直し。借地料は、売上実績にかかわらず1万円(税抜き)/1カ月で、1坪程度のスペースと電源があれば設置が可能だといいます。

設置およびその後の商品補充や代金回収・メンテナンスなどは、すべて同社が行うそうです。

2023年11月には、業界初で東京メロト有楽町線 有楽町駅(東京都千代田区)に同自動販売機を設置。3,000円から数百円の品、全15種を販売し、販売数は目標の2倍と好評を博しました。

マルアイ株式会社は、今後の展望について「世代や地域に関わらず、さらに多くの人に大切な相手を思いやり丁寧に気持ちを贈る機会を提供したい」と述べています。

<参照>

創業136年、祝儀品メーカーのマルアイが自販機ビジネスに新規参入『祝儀袋の自販機』設置を希望する土地オーナーを2024年6月12日(水)より募集

業界初『祝儀袋の自販機』、タイパ需要に応え東京メトロ有楽町線有楽町駅に出店 3,000円の高級祝儀袋や不祝儀袋など15種類をキャッシュレス自販機で販売

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