年齢が離れた人と仕事をして、価値観の違いを感じた経験がある人は多いのではないでしょうか?
株式会社ネクストレベルが運営しているWebメディア「ミライのお仕事」が、社会人経験がある男女564人を対象に、職場でのジェネレーションギャップについてアンケート調査を実施しました。
「先輩が若手に」感じていることは?
社会人経験がある30歳以上の人に、「職場の若手に対してジェネレーションギャップを感じた経験があるか」とたずねたところ、74.2%が若手に対してジェネレーションギャップを感じたことが「ある」と回答しました。
さらに、「どんなところで、ジェネレーションギャップを感じているのか」を聞くと、最も多かったのは「連絡が口頭ではなくLINEやメールばかりなこと」が約30%という結果に。
実際に「直接話せばいいような内容をチャットで聞いてくる」「電話ではなくLINEで簡単にすませようとする」という声が上がっていて、連絡手段に対する価値観の違いがうかがえます。
次に多かったのは「打たれ弱い(28.7%)」で、「クレームを言われると打たれ弱い」「注意された翌日に辞めた」という声が先輩たちからあがっています。
3番目は「仕事よりプライベートを優先させる」が25.5%で、「家族の誕生日だからと歓迎会を欠席していた」「休日出勤の打診をしたら、明日ディズニーランド行くので無理ですと言われた」と、プライベートを理由に「職場の行事」や「仕事の依頼」を断られたことがある人もいるそうです。
「若手が先輩に」感じていることは?
先輩に対して感じるジェネレーションギャップはどんなものでしょうか。
同様に、社会人経験がある18~39歳の人に、「職場の先輩に対してジェネレーションギャップを感じた経験があるか」とたずねたところ、78.9%が「ある」と回答しています。
「セクハラ・パワハラなど時代錯誤な言動」に世代間のギャップを感じたという回答が最も多く、36.8%を占めています。「注意をするときに人格否定をしてくる」というコメントも挙がっているそうです。
さらに「飲み会が好き(32.3%)」「根性・ガッツで仕事をする(27.0%)」と続き、「飲み会をすればコミュニケーションが取れていると思っているところがズレている」「自己犠牲や根性を求める考えは古い」という意見を持つ若い人が見受けられました。
それぞれが尊敬している所は?
30歳以上の人たちの半数以上(52.9%)が、若い世代を「情報収集能力が高い」と評価しています。先輩たちは「秒速でネット検索して答えを教えてくれる」「さまざまな情報が入ってくる」とコメントしています。
続いて、「プライベートの時間を大切にできること」が39.5%でした。
また、18~39歳に「先輩がすごいと思うところ、尊敬しているところ」について聞くと、一番多かった回答は「仕事に対する知識や経験値(59.3%)」。
若手の意見として「接客の質が自分とは違っていて尊敬する」「絶対に乗り切ろうとするプライドはすごい」があったといいます。
次に多かったのは53.3%の「トラブルに対する対応力がすごい」でした。
世代間のギャップを踏まえつつ、お互いの価値観を尊重していることがわかります。それぞれの強みを生かしながら仕事をすることで、より円滑に業務を進めていくことが大切かもしれません。
調査概要
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18歳以上の社会人経験がある男女
アンケート母数:564人(男性188人/女性376人)
実施日:2024年5月17日(金)~5月28日(火)
調査実施主体:ミライのお仕事
調査会社:株式会社ネクストレベル
<参照>
男女564人に大調査!職場で「ジェネレーションギャップ」を感じた瞬間トップ10
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