HOMEビジネス BE:FIRST「Masterplan」シングル音源制作でのプラ使用量を10トン削減 所属事務所CEO・SKY-HIが成果を報告

BE:FIRST「Masterplan」シングル音源制作でのプラ使用量を10トン削減 所属事務所CEO・SKY-HIが成果を報告

青木一真

2024/06/18(最終更新日:2024/06/18)


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アーティスト・SKY-HIが代表取締役をつとめる音楽事務所・株式会社BMSGが、所属アーティストであるBE:FIRSTのコンセプトシングル「Masterplan」をめぐる活動成果を発表。CDを製造する段階のプラスチック使用量を約10トン削減したといいます。

プラスチック使用量の削減を実現し、売上も拡大

BMSGは、日本の音楽業界のCDに依存したビジネスモデルに対する課題意識から、「CDジャケットを従来のプラスチック製から紙製へと変更」、「販売店や販売サイトによって異なる購入者特典やランダム封入のCD特典の廃止」という取り組みを実施しました。

その結果、CDの売上枚数自体は約7万枚減少したものの、「約10トンのプラスチック使用量削減」、「グッズを含む作品全体にかかる総売上約2倍(前作比)」という成果をあげたと伝えています。

従来のCD販売の要である「特典」を同時発売のグッズとして販売

SDGsをめぐる取り組みだけでなく、従来のCD販売で「当たり前」とされる購入者特典を廃止したことも特徴です。

購入者特典を廃止することで、CDの売上は落ち込むことが危惧されます。この作品についても、CD売上は約7万枚減少したそうです。

しかし、CD購入特典とする予定だったグッズを同時販売したことで、作品としての総売上は前作の約2倍に拡大したといいます。CDとグッズでは、アーティストへの利益還元率が異なるといい、結果としてアーティストへの還元率が上昇したと伝えています。

また、同社はこの体制が浸透したとき、音楽業界の持続可能性が上がるだけでなく、アーティストの活動支援につながると考えているようです。

<参照>

【音楽×SDGs】CD製造段階のプラスチック使用量を約10トン削減、従来の特典制度を廃止しCD売上約7万枚減も総売上は約2倍に拡大【BE:FIRST「Masterplan」成果報告】

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