金融型の福利厚生プログラムなどを運営する株式会社インプレームが金融リテラシーに関するアンケート調査を実施。
給与明細の確認状況や資産運用、ふるさと納税などに関する質問を全国の20~50代の会社員男女合計500人に対して行い、回答を集計しました。
給与明細をまったく見ない人が1割
給与明細には、給与などの支給総額を示す額面・実際に支払いがされる振込み額を示す手取り額・保険料・税金などの控除額・勤怠などが記載されています。
毎月提示される会社員の給与明細を確認するかという質問では、すべて確認すると回答した人は全体の約半数の50.8%で、給与明細をまったく見ない人も10.2%で1割ほどいました。
額面・手取り額の両方もしくはいずれかのみを確認する人は、合計で39.0%となっています。
給与明細を確認しない、または、一部しか確認しない理由としては、「口座に振り込まれる金額が分かればいいから」といった回答のほか、「引かれている金額を見てしまうと、税金のために働いているのかと考えてしまうから」「差し引かれている額に文句を言っても減るわけではないから」と控除額に対するマイナスな感情がうかがえる声が上がっています。
資産運用をしている人は約半数、ふるさと納税は4割弱
最近なにかと話題となっている資産運用。今回の調査では、実際に行っている人は、全体の約半数となる54.8%でした。
資産運用を行わない人の理由としては、「知識がないのでどうすれば良いのかわからない」、「運用に回せるほどの余裕がないから」、「いろいろありすぎてよく分からないし、自分に知識がないから損しそうで不安」というような回答が見られました。
現在行っている資産運用として複数回答ありでたずねると、株式(53.3%)、投資信託(45.3%)、つみたてNISA(42.7%)、iDeco・確定拠出年金(29.9%)という結果となっています。
また、2023年におけるふるさと納税の利用率は、36.6%でした。
返礼品のジャンルは(複数回答あり)、1位は「肉」(53.6%)、2位は「魚介・海産物」(43.2%)、3位は「米・小麦製品」(31.7%)という結果に。品数自体が多いこともあり、食品が上位を占める結果となったとのこと。
調査概要
・調査方法:Webアンケート調査
・調査テーマ:「金融リテラシーに関する調査」
・調査対象者:全国の20~50代会社員の男女合計500人
・調査期間:2023年12月11日(月)~13日(水)
・調査主体:株式会社インプレーム
・調査機関:株式会社ネオマーケティング
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