ウィッグ(かつら)や人工毛髪を主力商品として販売する株式会社アデランスが、使用済みのウィッグを自社で回収する「フォンテーヌ サンクスウィッグ キャンペーン」を実施しています。
化学繊維を原材料とするウィッグを適切に廃棄処理しようというプロジェクトの一環として、使い古しウィッグの提供者にはクーポン券を配布。このキャンペーンに協力すると、植林活動にも寄与することができるといいます。
ウィッグと引き換えにクーポン券を配布
ウィッグの大半は、ポリエステルなどの化学繊維で作られています。同社が販売するフォンテーヌブランドのウィッグも、80%以上がポリエステルでできているそうです。
使用済みウィッグを家庭ごみとして廃棄した場合、大量のCO2が排出されることからウィッグを自社回収して適切に処理しようというプロジェクトです。
この「フォンテーヌ サンクスウィッグ キャンペーン」は6月1日(土)~8月31日(土)まで実施。全国のフォンテーヌ店舗に使い古しのウィッグを持ち込むと、税込5万5,000円以上の買い物で利用できる「サンクス クーポン券」が進呈されます。
他社製品のウィッグも回収対象に含まれています。
クーポン券を使って植林事業に貢献
なお、サンクス クーポン券を買い物の際に利用すると、購入1点につき100円が合同会社ツバルの森を通じて各地の植林事業に回される仕組みです。
このキャンペーンは過去にも実施しているといい、同社はその拠出金を山梨県での植樹、東日本大震災被災地でのサクラの植樹、東日本大震災で間接被害を受けたという静岡県立森林公園のアカマツ植林の再生事業などの活動資金に充てているそうです。
<参照>
使われなくなったウィッグの回収と環境保全を結ぶCSR・SDGs活動 「フォンテーヌ サンクスウィッグ キャンペーン」16th 未来につなげる緑の森プロジェクト
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