株式会社ECOMMITは、イオンモール株式会社と連携し、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を全国のイオンモールで実施すると発表しました。
この取り組みは、不要品の回収・選別・再流通を目的としており、イオンモール約90店舗に「PASSTO」の回収ボックスを設置します。6月5日(水)から順次開始し、2024年度に約1,000トンの不要品回収を目指します。
衣類廃棄問題の解決へ
環境省が公開するデータでは、国内の衣類年間廃棄量は約45万トンだといい、使用可能な衣類が大量に廃棄されていることが課題となっています。
PASSTOは、イオンモール内で不要品が循環していることを消費者に体験してもらい、「捨てる」代わりに「資源化」する行動をうながそうという取り組みです。
環境省|サステナブルファッション
捨てる代わりに資源化を促す
回収された衣料品や雑貨は、リユース・リサイクルだけでなく、資源回収ボックスやベンチなどにアップサイクルされるそうです。
これにより、消費者に不要品がイオンモール内で循環していることを体験してもらい、捨てる代わりに資源化する行動を促します。
設置場所と回収品目
「PASSTO」の回収ボックスは、デザインに「まち」のイメージを反映。SDGsの目標の1つである「つくる責任 つかう責任」のカラーを使用しています。また、ボックスの屋根には廃棄衣類繊維のリサイクルボード「パネコ」を使用し、環境に配慮しているとのことです。
対象となるものは、衣類(トップス・ボトムス・ジャケット・コートなど)、雑貨・ホビー用品(バッグ・キャップ・ベルト・ミニカー・鉄道玩具・ぬいぐるみ・フィギュアなど)です。
1度回収された物品は返却不可だといい、濡れたものや過度に破れたものは回収対象外となるそうです。
<参照>
全国のイオンモールで資源循環サービス「PASSTO」を導入し、衣類・雑貨の不要品回収を開始
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