法人向けにオフィスの壁画制作やアート雑貨通販サイト事業などを行う株式会社NOMAL(以下、NOMAL)は、京王電鉄株式会社と共同で、外壁の一部にアーティストが直接絵を描くプロジェクト「MURAL MEDIA at ミカン下北」を実施しています。
6月5日(水)からは、アーティストのunomori氏によるライブペイント(絵の制作過程を見せるパフォーマンスのこと)が始まります。
「MURAL MEDIA at ミカン下北」とは?
日本では壁画文化がまだ一般的ではありませんが、NOMALによると海外では壁画が都市づくりや観光資源として活用されています。同社は2018年からオフィスの壁画事業を展開してきましたが、2023年からは屋外壁画の開発にも力を入れています。
このプロジェクトは、下北沢(東京都世田谷区)にある飲食店やコワーキングスペースなどを擁する複合施設「ミカン下北」の一部壁面をキャンバスとして、数カ月ごとに異なるアーティストがライブペイントを施します。街行く人が実際のアート制作の様子を目にすることで、ライブ感をもたらそうという取り組みです。
これまで、同プロジェクトでは大阪在住のペイントユニットWHOLE9による「明治 ザ・チョコレート」のリブランディング壁画や、アメリカで活躍する女性ペインターJUURIによる「三番叟(読みは「さんばそう」。神事儀礼の舞曲の1つ)」をモチーフとした壁画が描かれてきました。
6/5からunomori氏のライブペイント開始
6月5日(水)からは、40人以上の応募アーティストの中から選出されたunomori氏がライブペイントを開始します。
unomori氏は大学卒業後独学で活動をスタートし、イラストや壁画の制作、ライブペイントなどを行うほか、ドラマ『信長協奏曲』『教場』(ともにフジテレビ系列) などへの作画協力を務めてきたアーティストです。
今回は、「実験的でコラージュのような作風が、ミカン下北沢が持つテーマや下北沢の持つさまざまな異文化のコラージュ的側面にもマッチする」と評価され、選出されたとのことです。
unomori氏のペイントは10日間かけて完成する予定で、その過程を間近で見て楽しむことができます。
<参照>
町中にアートのライブ感を。「MURAL MEDIA」として、数ヶ月毎にアートが変わる壁面を京王電鉄と共に開発!6月5日よりアーティストuomoriのペイントが下北沢でスタート
unomori | 点描、線画で独自の世界観を表現する細密画家。
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