HOMEビジネス 書店の活性化にZ世代の知見を生かす! 蔦屋書店・有隣堂らと“本屋さんの復権”を目指す「みんなの書店」プロジェクト発足

書店の活性化にZ世代の知見を生かす! 蔦屋書店・有隣堂らと“本屋さんの復権”を目指す「みんなの書店」プロジェクト発足

ひのあかり

2024/06/06(最終更新日:2024/06/06)


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ニューホライズンコレクティブ合同会社は、ミドルシニア世代+Z世代による協働プロジェクト「『〇〇のこれからを作る!プロジェクト』〜これツク!〜」を発足しました。

このプロジェクトは、株式会社電通の退職者に向けてニューホライズンコレクティブ合同会社が提供するという人生100年時代のキャリア自律を支援のための取り組み「ライフシフトプラットフォーム」のメンバーが中心だといいます。

その取り組みの1つとして、アイデンティティーを形成する「意思決定の学校」だというIdentity Academyの学生、全国5社の書店企業(今井書店・啓林堂書店・トップカルチャー/蔦屋書店・有隣堂・ニューコ・ワン)が連携し、書店のこれからをつくる「みんなの書店」プロジェクトを実施します。

ミドルシニアメンバーとZ世代の‟掛け算”

「『〇〇のこれからを作る!プロジェクト』〜これツク!〜」とは、Z世代とミドルシニアが協業して社会課題の解決を目指し、‟これから”をつくるというプロジェクト。主体的に「出番」をつくり続けるミドルシニア日本版ライフシフト「ライフプレナー」を応援する「ライフシフトプラットフォーム」から誕生しました。

これまでにライフシフトプラットフォームのミドルシニアメンバーは、地方創生や新たなビジネスプロジェクトの開発などと向き合ってきたといいます。

プロジェクトメンバーの年齢差はおよそ30歳に及ぶといい、Z世代の柔軟な発想とミドルシニアの培ってきた「プロフェッショナルの力」を‟掛け算”することで、今までにない新しい発想が生まれ、社会にとってより良いビジネスが創出できることを期待しているそうです。

書店減少問題を救う「みんなの書店」プロジェクト

現在、全国的に減少している書店。出版科学研究所によると、2003年に2万880件あった日本の総書店数は、2022年には1万1,495件まで減少したといいます。

書店が存在感を増す環境作りとして、書店や出版業界のみならず、広く生活者が身のまわりの書籍や書店を考えるムーブメントを起こそうという取り組みです。街の書店の課題解決のアイデアや事例を収めた、書店が照会しやすいプラットフォームの構築を目指すといいます。

将来的には、規模の大小を問わずに全国の書店オーナーが持つ課題に対し、生活者が気軽に参加できる課題解決のプラットフォームを構築し、書店の活性化を狙うそうです。

書店を救うアイデアを企業へ提案、採択されれば実現も

「みんなの書店」プロジェクトの第1弾では、Identity Academyの学生を起用し、若い世代の多様な視点から書店の抱える課題へのソリューションや新たなビジネスアイデアを構想します。

書店企業5社とZ世代との意見交換や交流を通じ、「2050年の書店」をテーマに各社への事業プレゼンテーションを実施するとのことです。

2カ月間の構想期間では、学生が全国の書店へ実際に足を運び、フィールドワークや書店企業との意見交換を行う予定。学生がプレゼンする実施案は、書店企業が検討し、採択されたものは今秋以降をめどに実施されるそうです。

<参照>
LSPメンバーと学生、有隣堂など全国5書店が一緒に“書店”のこれからを作る「みんなの書店」プロジェクト発足~2050年の書店をテーマに新しい書店のカタチを提案~

Identity Academy

株式会社電通が提唱し、ニューホライズンコレクティブ(NH)が提供する人生100年時代の新しい働き方「ライフシフトプラットフォーム(LSP)」初めて他企業の早期退職者への導入を開始

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