HOME怠けることは悪いこと? 「怠惰=悪」という固定概念をくつがえす邦訳書籍登場

怠けることは悪いこと? 「怠惰=悪」という固定概念をくつがえす邦訳書籍登場

西 並子

2024/06/04(最終更新日:2024/06/04)


このエントリーをはてなブックマークに追加

フィナンシャルタイムズ紙をはじめとする全米メディアで絶賛されたという書籍『「怠惰」なんて存在しない』が、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンから邦訳出版されました。

「怠惰=悪」という思考を変える1冊

「怠惰=悪」という固定概念にしばられ、「休むこと」に罪悪感を覚えてしまう人は少なくないと本書はいいます。

「人はそんなに働かなくていいし、価値は外からの評価で決まらないし、すべてに詳しくなくていい、すべての人を助けなくてもいい」というメッセージをベースにしたという本書。「いつも頑張りすぎている人に希望をくれる」「一読の価値あり」など全米で絶賛されているそうです。

オーバーワーク、燃え尽き症候群、スマホ疲れなどが問題となる原因は、社会が植え付けた誤解だといい、「怠惰」について再考する必要があると説かれ、無意識のうちに信じ込んでいる固定概念をくつがえし、現代人が抱える働き方や生き方について深く掘り下げようとする書籍だといいます。

著者である社会心理学博士・デヴォン・プライス氏は、長年にわたる研究と実践によって「ただじっと座っているだけで心身が回復する」「人間は1日8時間働けるようにできていない」などの結果を発見したといい、本書を通じて「怠惰=悪」ではないという思考に転換して幸せに生きる方法を伝えているそうです。

書籍概要

・タイトル:「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
・発売日:2024年5月24日(金)
・著者:デヴォン・プライス
・訳者:佐々木 寛子
・ページ数:344ページ
・ISBN:978-4-7993-3026-5
・定価:2,530円(税込)

Amazon

<参照>

全米各紙で絶賛! 人はなぜ「休むこと」に罪悪感を覚えるのか? 『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』発売

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード