HOMEビジネス 白川郷・五箇山の合掌造り集落をメタバースで再現「デジタルヘリテージセンター」とは?

白川郷・五箇山の合掌造り集落をメタバースで再現「デジタルヘリテージセンター」とは?

田中妃音

2024/06/04(最終更新日:2024/06/04)


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岐阜県白川村と富山県南砺市は、世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」をデジタル上で体験できるWebサイト「デジタルヘリテージセンター」を公開しました。

このプロジェクトは、NTTコミュニケーションズ株式会社の技術提供を受け、NTTドコモが企画開発し、株式会社Relicが運営する「MetaMe」を使用したメタバースコンテンツです。

世界遺産のデジタル体験を実現

「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されて以来、年間200万人以上が訪れる人気の観光地ですが、その魅力を十分に伝えるコンテンツが不足していたそうです。

「デジタルヘリテージセンター」は、この課題を解決し、訪問前の事前学習や訪問後の更なる学習を可能にすることを目的に公開されました。

観光と保存活動の新たなアプローチ

「デジタルヘリテージセンター」では、合掌造り集落の歴史や構造、白川郷・五箇山の産業的背景などが学べるといい、メタバース内で合掌造り集落を散策し、ガイドや村民との交流を体験することができます。

将来的には、仮想空間ならではのイベントや特別な体験も予定されているそうです。

世界遺産の保全や観光振興に役立てるだけでなく、世界遺産を保存したいという住民の思いにも共感を広げることを目指した取り組みだといいます。

<参照>
世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」をデジタル上で体験できる「デジタルヘリテージセンター」を開設

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