HOMEイベント いまだに残るアイヌへの偏見と差別……文化と多様性を学ぶ無料講座が会場・オンラインで開催【東京都人権プラザ】

いまだに残るアイヌへの偏見と差別……文化と多様性を学ぶ無料講座が会場・オンラインで開催【東京都人権プラザ】

Honoka Yamasaki

2024/05/31(最終更新日:2024/05/31)


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東京都が設置する人権啓発のための拠点施設・東京都人権プラザは、6月26日(水)に無料講座「アイヌ文化と多様性―もともと多様な『わたしたち』が考えるアイヌについてのお話」を開催します。

アイヌ文化を知る講座

アイヌの人々は北海道を中心に古くから住み、独自の言語や文化をもつ民族でした。

しかし、明治時代以降の同化政策により、狩猟の禁止、土地の没収、アイヌ語の使用禁止など、生活の基盤や文化が侵害されてきた歴史があります。

その結果、アイヌの人々は貧困に陥り、就職や結婚などで差別を受けてきました。

1997年にはアイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会の実現を目的とする「アイヌ文化振興法」、2019年には「アイヌ施策推進法」が施行され、アイヌ文化の復興・発展拠点「ウポポイ」が開設されるなど、アイヌ文化の保存・振興が進められています。

しかし、偏見や差別はいまだに残されており、1人ひとりがアイヌの歴史や文化を正しく理解し、当事者を尊重することが求められています。

そこで、東京都人権プラザでは、社会と密接に関係しているアイヌ文化をどのように捉え、関わっていけるのかを学ぶ講座を開催します。

講座の内容

本講座の講師は、北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授の北原モコットゥナㇱ氏。北原氏自身もアイヌ民族のルーツをもち、18歳から北海道でアイヌ文化を勉強してきたそうです。

今回は、アイヌの文化や歴史を知るとともに、講座後により深く理解ができるようフォローアップテキストも提供します。

開催概要

名称:令和6年度第1回人権問題都民講座「アイヌ文化と多様性―もともと多様な『わたしたち』が考えるアイヌについてのお話」
開催日:2024年6月26日(水)18:30〜20:30(開場 18:00)
開催方法:会場/オンライン(Zoom)
オフライン会場:東京都人権プラザ1階 セミナールーム
主催:東京都人権プラザ
参加方法:要事前申込み
参加費:無料
申込先:Webフォームもしくは東京都人権プラザへ電話
申込締切:2024年6月19日(水)正午

〈参考〉
アイヌ文化と多様性―もともと多様な「わたしたち」が考えるアイヌについてのお話

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