ジェットラン・テクノロジーズ株式会社は、言葉によるトラブルを防ぐモデレーションサポート「不適切コム」を一般公開しました。
「不適切コム」は、ハラスメントや差別的な発言を検知し、適切な表現に導くサービスだといい、同社は従来携帯キャリアやアプリ、オンラインゲームなどへ長期にわたって提供してきたという「不適切な用語、表現」に対する検知サービス機能を広く同サイトで公開するそうです。
「不適切コム」提供への背景
時代の変化により、多くの人無意識に使っていた言葉や表現が「不適切」「ハラスメント」だと受け取られることが増えてきています。また、生成AIの普及に伴い、類似した文書が異なる発信元から拡散されることで、個人の評価に悪影響を及ぼすケースも増えているそうです。
こうした問題に対処するべく公開されたという「不適切コム」。利用対象者は報道機関・教育機関・官公庁・企業のコンプライアンス管理部門・SNS運営者などだといいます。
業務や社内で起こり得る「言葉をめぐるトラブル」を未然に防ぎ、健全なコミュニケーションを維持しようという取り組みです。
「不適切コム」は、ハラスメントや差別的な発言の検出や、成人向けや暴力的な用語のレイティング判定、AI生成文書の可能性の判定などを行うそうです。
サービス詳細
「不適切コム」は、ハラスメントや差別的な発言の検出や、成人向けや暴力的な用語のレイティング判定、AI生成文書の可能性の判定などを提供します。
また、ユーザーが中傷を受けた場合には、具体的な用語や表現を明示し、証明書を発行できるようです。「言葉の暴力」となり得る「境界線」を具体化することで、「被害者も加害者も生まないコミュケーション」となる指標を示すといいます。
<参照>
不適切な発言の抑止、証明を目的としたモデレートサポート「不適切コム」の一般公開を開始
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