HOMEライフスタイル 発達障がいのある子どもたちの自立支援を目指して! コクヨが見守りIoTデバイスでの実証実験を開始

発達障がいのある子どもたちの自立支援を目指して! コクヨが見守りIoTデバイスでの実証実験を開始

Honoka Yamasaki

2024/05/23(最終更新日:2024/05/23)


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コクヨ株式会社と株式会社シーアイ・パートナーズは、発達障がいのある子どもたちを対象に、自立支援を目的とした実証実験を開始します。

発達障害のある子どもたちの自立支援

発達障がいのある子どもは、コミュニケーション能力や対人スキルなどの社会生活スキルを自然に身につけることが難しい場合があります。それらの困難から、不登校や引きこもり、うつ病などの二次的な問題を抱えるケースが発生することも。

通所に不安感を抱いてしまう子どもたちが少なくないといいます。そこで、GPS機能を備える「はろここ」を導入して、遠隔で保護者や支援者が、子どもたちの様子を確認できる環境を構築。通所を支援し、将来の通勤・通学訓練につなげていくといいます。

検証内容

検証内容は主に2つ。1つ目は「自立的な通所支援の検証」です。発達障がいのある子どもは、普段の生活環境と異なる状況に大きな不安を感じ、環境の変化に順応することが苦手な傾向があります。

そのため、通所に不安感を抱いてしまう子どもたちは少なくありません。そのようなケースを想定し、子どもにGPS機能を備える「はろここ」を導入。保護者や支援者が、遠隔でも安心して子どもたちの様子を確認できる環境を構築します。

さらに、やることをリスト化して確認する機能や達成した際のお知らせ機能がついた「はろもに」を活用した「自立的な生活およびコミュニケーションの支援」を行います。

発達障がいにみられる症状として、よくあるという作業記憶や注意機能の障がいから「やることを忘れてしまう」ことを防止しようという取り組みです。

実施概要

対象者:現在通所している中高生
※年齢の高い学生から開始し、対象者を広げていく予定

対象施設:すたありっと東住吉、進路支援型放課後などデイサービス
スケジュール:5~6月末に実証実験を開始、7月頃に検証結果の公開予定

〈参考〉
コクヨとシーアイ・パートナーズが発達障がいのある子どもの自立支援を目指し、実証実験を開始
 

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