婚活を地元でするか、地元以外でするか……。結婚願望があり、都市圏に暮らす男女にとっては検討するべき問題の1つのようです。
結婚関連事業を手がける株式会社IBJは、自社の結婚相談所ネットワークで成婚し、退会した男女3,815人を対象にアンケート調査を実施。婚活の実態を明らかにしました。
地元で婚活か、地元以外で婚活か
今回の調査によると、「地元で婚活をしていた割合」は男性が51.7%、女性が56.2%と男女ともに半数を超えました。
一方、若年層は「地元以外で婚活をしていた割合」の方が高い結果になりました。20~24歳の女性の60.0%、20代男性の52.8%は地元以外で婚活をしたとのことです。
婚活場所選びの理由
地元での婚活と地元以外での婚活、それぞれ選ぶ理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
地元での婚活を選んだ理由については、男性は「地元で就職したから」が28.8%、女性は「家族や友人の近くにいたかったから」が30.7%で最も多く、男女で異なる結果が出ました。
地元以外での婚活を選んだ理由については、男女ともに「進学や就職ですでに地元を離れていたから」が半数以上を占めました。
「いずれ地元に戻りたい」20代は1割程度
また地元以外で生活をしている男女に「いずれ地元に戻りたいと思うか」を問うと、男性の78.2%、女性の79.5%が「戻りたくない」と回答。年代別では20代男性の90.4%、20代女性の89.3%が「戻りたくない」と回答したとのことです。
「戻りたくない」を回答した理由としては、「現在の給与水準を維持できて、自身の能力も活かせる企業はないと考えるため」(20代後半/男性)、「転職や将来の子供の進学などで東京都(23区内)で生活したかったため」(30代前半/女性)などさまざまな声が挙がりました。
IBJは、進学や就職などで地元を離れてから地元に戻ろうと考える人は少ないと指摘。地方の人口減少が深刻化していることを踏まえて、地元を離れる前に地域に人口を定着させる施策が必要になると分析しています。
調査概要
調査方法:アンケート調査
調査対象:IBJ結婚相談所ネットワークにて成婚退会された男女3,815人
調査期間:2024年2月8日(木)~2月20日(火)
調査主体:婚活事業を複合展開する株式会社IBJ(https://www.ibjapan.jp/)
※小数点第二位を四捨五入していますので、合計が100%にならない場合がある
<参照>
【婚活のIBJ】「いずれ地元に戻りたい」と考える20代男女は1割程度。3,800人超の成婚者に聞く、地元以外で婚活した理由。
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