株式会社JTB、平和教育事業を行う株式会社PLAY SPACEなど10法人が、共同プロジェクト「MY LIV PROJECT〜私のWell-beingに出逢う旅〜」を始動。
学生たちが出会いや対話の機会を通じて、自分の将来の可能性を広げることに貢献する教育旅行プログラムを提供します。
若者の自己肯定感が低い日本
日本財団の調査によると、自国の将来が「良くなる」と答えた17〜19歳の日本人は15.3%にとどまり、調査対象の6カ国中で最も低い割合に(※1)。
また、内閣府公表の白書では、「自分に満足している」と答えた人の割合が、欧米で70~80%台なのに対し日本では40%台にとどまっています(※2)。
日本の若者の自己肯定感が低い現状を受け、本プロジェクトは「たった1人との出逢いで、人生は変わる」との考えから、子どもたちが多様な価値観に触れ、本当の自分に出会うきっかけをつくることを目指して始まりました。
出典:
1. 日本財団「18歳意識調査 第62回 国や社会に対する意識(6カ国調査)」
2. 内閣府「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度)」(国立国会図書館が保存した2023年7月3日時点のページへのリンク。現在、所管はこども家庭庁)
新しい価値観に出会う3つの「旅」
プロジェクトでは、株式会社JTBや株式会社PLAY SPACEといった企業に加え、一般社団法人である次世代教育ネットワーキング機構、認定NPO法人の底上げら10法人がそれぞれの立場を越えて協力。
若者だけでなく、プロジェクトに関わるすべての人が学び、成長することで1人ひとりのウェルビーイング(個人が肉体的、精神的、社会的に満たされた状態)が高まるような社会を目指すといいます。
今回は、プロジェクトの第1弾として、「観光人クエスト」「ピースダイアログ」と題した2つのプログラムを全国の中学校、高等学校を対象に販売します。
旅で自身と向き合う「観光人クエスト」
「観光人クエスト」は、旅で出会った人たちの人生や価値観に触れることで、自身と向き合うことを目的としたプログラムです。
ここでいう「観光人」とは、「より良い未来を創るために本質的なモノやコトに光を当て、自らも光り輝くように活動している人」のことを指すといいます。
本プログラムは広島県と鹿児島県で提供し、今後拡大する予定です。3時間半の半日プランと1日プランから選ぶことができます。
平和活動の語らい「ピースダイアログ」
2つ目のプログラム「ピースダイアログ」は、対話のなかで子どもたちが自ら「自分にとっての平和」を考えていく機会を提供。
大学生を中心に平和活動を行う若者を「ピースバディ」と呼び、子どもたちには答えを教えるのではなく、アウトプットを重視したやり方で進めていくといいます。
バディ同士の学び合いを中心に、月1回のペースで現地研修を実施。本プログラムは、広島と長崎で開催します。
「My LIV PROJECT」の詳細はこちらから
〈参考〉
JTBとPLAY SPACEなど10法人が「MY LIV PROJECT」を始動
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