JALは、中期経営計画ローリングプランにおいて、ESG戦略を最上位に位置付けています。
この実現に向けた取り組みの1つとして、新たな価値創造を行うことを目的に、社外向けビジネスコンテスト「JAL Wingman Project」を開催し、JALグループとともに新たな価値を生み出すパートナーの募集を、5月13日(月)から開始しました。
ESGとは?
内閣府によると、ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字を取ってつくられた言葉です。この3つの観点を考慮した投資活動や経営・事業活動のことを指します。
昨年はクラフトビールの販売が実現
昨年のコンテストでは、株式会社Beer the Firs(以下、BtF)が選定されました。JALとBtFの共創で、本来は捨てられるはずの余剰ご飯を、アップサイクル(あらたな製品として価値を与えて再生すること/創造的再利用)した「クラフトビール」を開発・販売しました。
販売店舗は羽田空港内JAL PLAZAと、成田空港JALファーストクラスラウンジ内JAL’s SALON。また、JAL Mallと、BtFのWebサイトでも購入できます。
2024年度も、最優秀賞にえらばれたパートナー企業と「JAL Innovation Lab」を拠点とした協業検討期間を経て、実際の共同事業や実証実験を行うとのこと。また、中長期的なパートナーとして共同での事業開発や、同時にさまざまな可能性についても検討していくそうです。
拠点の「JAL Innovation Lab」とは、2018年度に設立され、社内外の知見を活かし新しい付加価値や事業を創出する“オープンイノベーション”の活動拠点になっているそうです。2023年度より、新規事業の創出やESG戦略の実行にも注力しているといいます。
社外向けビジネスコンテスト「JAL Wingman Project」の概要
・募集テーマ:「ヒト・モノ・コトの距離を縮め、豊かでサステナブルな社会を実現する新規事業」
・主なスケジュール
応募/書類提出期限:2024年5月13日(月)〜6月20日(木)
協業検討期間:2024年8月1日(木)〜2025年3月31日(月)
※スケジュールにおいて大きな変更があった場合は特設Webページに掲載するほか、エントリーした人には e-mailなどで連絡
・特典:最終選考のピッチコンテストに参加した企業の中から最優秀賞を選定し、選出された企業には、約8カ月間の協業検討および協業期間中における実証実験などの最大1,000万円の費用サポートを提供。
※諸条件あり
・応募資格や必要書類などの詳細:2024年度 JAL Wingman Project
<参照>
2024年度社外向けビジネスコンテスト「JAL Wingman Project」を開催
『非航空領域で新たな価値を生む「JAL Wingman Project」ESG戦略を推進する新規事業を開始します』
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