スキマバイト、いわゆるスポットワークにおいて新規の仕事が増えているといいます。労働市場の調査などを実施するツナグ働き方研究所が公表したデータでは、9カ月連続で前月比増を示しているそうです(過去の紹介記事はこちら)。
株式会社リクルート(以下、リクルート)は、新たなスポットワークサービス「タウンワークスキマ(仮称)」の2024年秋に提供開始予定だと発表しました。このサービスはどんなものなのでしょうか。
協業でのサービス
「タウンワークスキマ」は、3月に開始した求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」上での提供され、リクルートとIndeed Japanの協業によって行われるといいます。
Indeedが開発した「Indeed PLUS」では、複数の求人サイトと採用管理ツールをつなぎ、求職者と求人情報を効率よくマッチングできることが特徴とのこと。
スポットワーク求人は、パーソルホールディングス株式会社とランサーズ株式会社の合弁会社であるシェアフル株式会社の「シェアフル」や株式会社マイナビとLINEヤフー株式会社が連携し、運営する「LINEスキマニ」などのように複数社で行われる場合が多くみられています。
リクルートでの「スキマバイト」
スキマバイト求人をリクルートは従来、店舗や企業向けのシフト管理サービス「Airシフト」の単発バイト募集機能や、バイトアプリ「エリクラ」で実施しています。
「エリクラ」は5〜20分といった短時間に、近所で働くことができるというクラウドソーシングサービスです。
同社は働き方の多様化、サービス業を中心に短時間の労働力へのニーズが高まっていることを踏まえ、求職者・企業の双方においてスポットワークへの需要が高まっているといいます。
そこで既存のサービスに加えて、新たに「タウンワークスキマ」を追加提供することになったそうです。
「タウンワークスキマ」で変わることは?
「Airシフト」はアルバイトのシフト管理が主なサービス内容で、スキマバイトの求人は同サービスを利用する店舗・企業のみが利用できる機能の1つでした。
そのため、求人サービスを利用できる雇用者側が限定されていたといい、「タウンワークスキマ」ではAirシフトを利用しない雇用者でも単発バイトの募集ができるようになるとのこと。
さらに企業にとっては、1つの求人情報をタウンワーク・タウンワークスキマ・シフトボード(リクルートが提供するアルバイト/パート労働者がシフト管理・給料計算を行うスマートフォンアプリ)の3媒体に一括掲載ができるそうです。
国内主要求人サイトの約7割の利用者が集まるという「Indeed PLUS」の求人数が増加することで、求職者からしても働き方の選択肢が増え、多様な働き方が生まれることが期待できるといいます。
<参照>
リクルート、新たなスポットワークサービス『タウンワークスキマ(仮称) 』を2024年秋に提供開始 株式会社リクルート
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