大阪・関西万博の開催まであと1年を切り、会場となる大阪では多くの作業員による工事がさかんに行われています。
株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)は、大阪・関西万博の工事現場内に、コンビニ初となる移動型無人トレーラー店舗「ファミリーマート舞洲/N店」を5月13日(月)にオープンしました。
この店舗は、移動可能な工事事務所として、株式会社竹中工務店(以下、竹中工務店)と株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)が提供しているという「牽引式オフグリッド型モバイルハウス」を発展させ、店舗として使えるようにカスタマイズしたといいます。
工事現場のニーズに対応
2023年6月に大阪・関西万博の建設工事の仮設事務所に固定型のファミリーマートを誘致するなど、現場で働く建設技能労働者がより良い環境で働くための整備を整えてきたという竹中工務店。
工事の進捗に合わせ、労働者の数や建設現場の移動に柔軟に対応するため、販売場所を移動できる環境配慮型スマート店舗トレーラーを試験導入することとしたそうです。
この店舗は、ソーラーパネルで発電した電気は蓄電池に充電し、モバイルハウス内の空調設備などに必要な電気を供給するため、安定した電力供給と通信機能の提供が可能となっているとのこと。
支払いはセルフでキャッシュレス
この試験店舗では、冷蔵商品や冷凍商品を含めた約280種類の商品を取りそろえるそうです。
店舗には2台のセルフレジを設置。バーコード決済、交通系電子マネー、クレジットカードでの支払いに対応し、ファミマのアプリ「ファミペイ」を使用した割引やアプリ内の商品引換特典なども利用できるそうです。
今後の展望は?
ファミリーマートらは、この実証店舗で効果検証を行い、他の工事現場はもちろん、被災地や買い物不便地域などでの買い物支援を目的に、移動型無人トレーラー店舗の展開を検討していくと伝えています。
<参照>
コンビニ初!移動型無人トレーラー店舗 大阪・関西万博の工事現場内に ファミリーマート舞洲/N店 5月13日(月)オープン
大阪・関西万博の建設現場に「スマートトレーラーハウス」を活用した移動型無人トレーラー店舗の実証に参画 自立電源システムの提供を通して、電源確保に課題のあるエリアでの安定的な電力供給に貢献 日立ハイテク
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