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京王電鉄が新型通勤車両「2000系」を2026年に導入 座席廃止で大型フリースペースがある車両も

川上雅結

2024/05/15(最終更新日:2024/05/15)


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京王電鉄株式会社(以下、京王電鉄)は、京王線に新型通勤車両「2000系」の導入を発表しました。

2027年3月までに10両4編成の計40両を導入する計画で、2026年初めに10両1編成の営業運転を開始する予定です。

5号車には大型フリースペースが

このうち、特徴的なのは5号車の車両。京王電鉄としては初めて、座席を廃止して大型フリースペース(仮称)を導入する予定です。これは、スペースを広げてベビーカーや車いすの乗客が車両を利用しやすくするためであり、5号車としたのも車両乗降時にエレベーターに近いことが理由だといいます。

加えて、子どもが夢中になれるような大型窓も設置する予定です。

また、その他の車両でも、バリアフリーとして開いているドアをチャイム音でお知らせする装置や車いすスペースを各車両に1箇所設置するほか、ドア付近の吊り手を5つ増設してより快適に利用してもらえるようにするといいます。

みんなが快適で安心安全な車内へ

さらに、安全な車内を実現していくための取り組みとして、リアルタイム伝送機能を持つ車内防犯カメラを各車両4台設置、車内非常通話装置の双方向対話式化を推進します。

また、「ナノイーX」方式の空気清浄機を各車両に2台ずつ搭載し、車内環境の向上を図るそうです。

省エネやDX推進へ、最新装置を導入

フルSiC(シリコンカーバイド)を用いた素子でつくられた新型のVVVFインバータ制御装置(※)を導入し、消費電力のさらなる削減や車両の軽量化も図ります。

京王電鉄の7000系車両と比較して約20%の省エネ性能向上が見込めるそうです。

※モーターを制御して走行速度などを調整する装置

<参照>

2026年初め、新型通勤車両「2000系」を導入します ~安心して、ずっとのっていただける、やさしさを運ぶ車両を~ 京王電鉄株式会社

外観および客室デザインに感性AIの技術や『感性AIアナリティクス』を活用した京王電鉄新型通勤車両「2000系」が2026年に導入されます 感性AI

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