「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……大人になってから、読書を楽しめなくなったという人も少なくないかもしれません。
仕事と趣味が両立できない理由は、一体どこにあるのでしょうか。
文芸評論家である三宅香帆さんによる書籍『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社刊)は、労働と読書の歴史をひもといて「仕事と趣味が両立できない」という苦しみが、いかにして生まれたのかを論じているといいます。
歴史から「仕事と読書」のあり方を辿る
Webメディア「集英社新書プラス」で2023年1月から連載された記事をまとめた書籍です。全9回、明治・大正・昭和、戦前・戦中……2000年代までの近現代における日本人の労働と読書をていねいにリサーチしているといいます。
著者プロフィール
三宅香帆(みやけ かほ)
文芸評論家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。著作に『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』、『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術―』、『名場面でわかる 刺さる小説の技術』、『女の子の謎を解く』、『それを読むたび思い出す』、『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』、『人生を狂わす名著50』など多数。
書籍情報
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者:三宅香帆
発売日:2024年4月17日(水)
定価:1,100円(税込)
頁数:288p
判型:新書判
ISBN: 978-4-08-721312-6
集英社新書
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<参照>
疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ。その理由を労働史と読書史で解き明かす! 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆・著)、集英社新書から4月17日(水)発売。
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