世界のさまざまな問題解決に向けて、2030年までに達成すべき具体的な目標を掲げた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」。
ビジネスの側面から改善できることもあり、積極的に取り組む日本企業も数多くあります。今回は、2024年4月にU-NOTEが配信した記事のなかから、その目標達成に向けた企業の取り組みを紹介します。
航空燃料からCO2削減!(星野リゾート・日揮ら4社)
星野リゾートら4社協業、廃食用油を「持続可能な航空燃料(SAF)」に再資源化する取り組み開始
株式会社星野リゾート、日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、および合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの4社が、4月17日(水)から廃食用油を「持続可能な航空燃料(SAF)」などに再資源化する仕組みの運用を開始しました。
「持続可能な航空燃料(SAF)」とは、廃食用油や植物・動物油脂、木質バイオマスなど、化石燃料以外を原料とする航空燃料。従来の原油から作る燃料と比べてCO2排出量を約80%削減できます。
しかし、日本では、SAFの原料となる廃食用油の多くは廃棄されたり、海外に輸出されたりしているため、原材料の確保が課題となっています。
この課題解消のため、4社の協働により、星野リゾートの運営施設で生じた廃食用油をSAFなどの原料に再資源化する仕組みを導入するとのことです。その仕組みとは?
ベトナムの貧困率低減に貢献!(森永乳業)
森永乳業×ワールド・ビジョン・ジャパン ベトナムの子どもたちへの栄養改善プロジェクト「Smiles & Health for Children」
森永乳業株式会社(以下、森永乳業)は、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(以下、WVJ)と、ベトナム・トアンザオ郡トアンザオ地域の開発プログラムにおいて、幼稚園給食支援プログラム「Smiles & Health for Children」を2023年5月より行っています。
ここは、首都ハノイから北西へ約570kmの場所に位置する山岳地域で、北部を中国、西部をラオスとの国境に接しており、少数民族が多く暮らす地域。貧困率が50%と国内でも貧困率の高い地域の1つでもあり、栄養不良に苦しむ子どもたちが多いことで知られ、幼稚園の給食環境の改善が急務とされています。
森永乳業とWVJによる取り組みを解説した記事となっています。
偏見なき世界の実現へ!(資生堂)
SHISEIDOが無料で中学生向け教材を提供 「個々の美しさ」に共鳴しあい偏見をなくす世界の実現へ
株式会社資生堂は、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む独自のグローバルプロジェクト「Sustainable Beauty Actions」の一環として、2022年から「SEE,SAY,DO.」プロジェクトを展開。
無意識の思い込みや偏見によって「自分らしい美しさ」が制限される「Unconscious Beauty Bias(UBB)」の解決を目指し、中学生向けの教材「誰もが自分らしく美しくいられる世界へ」を、全国の希望する先生や学生に無料で提供しているそうです。
記事では、教材の詳細や全国展開の現状について解説しています。
ポテチやカラムーチョで食品ロスへ!(湖池屋)
湖池屋がポテチ・カラムーチョの賞味期限を延長、日付表示も省略へ 食品ロスや日付逆転の減少へ
株式会社湖池屋は、4月1日(月)製造分より、同社製品の賞味期限の延長と期限の「年月日」から「年月」へと表示変更しました。
これは、食品ロス削減や物流業界の業務効率向上へつながる取り組みなんだそうです。具体的にどういうことなのか、記事中で解説します。
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