HOMEビジネス 電力データとAI技術を駆使した見守りサービス 東大発ベンチャー企業が開発

電力データとAI技術を駆使した見守りサービス 東大発ベンチャー企業が開発

青木一真

2024/04/30(最終更新日:2024/04/30)


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ヘルスケア分野のAI開発に特化した東京大学発のベンチャー企業である株式会社エメレイドは、株式会社ビーマップおよびCryptoAI株式会社と共同で「電力データを活用したAIによる見守りサービス」を開発しました。

「見守られる人のプライバシー」に配慮

AI技術を活用した見守りサービスは、高齢者や単身者を対象として、在宅状況や異常行動を検知。「有事」だと判断した際に、事前登録した「家族」へLINEなどを通じて連絡するなどの対応を実施します。

録画用カメラの設置などは不要で、居住者のプライバシーにも配慮した見守りサービスだといいます。また、利用に際して、新たなデバイスを購入する必要がないそうです。

見守りは「電力インフラ」を最大限に活用

サービスでは、安否確認に日常的な「電力消費データ」と「在不在データ」を利用します。

居住者の「日常的な行動パターン」を、AIが高精度で解析。日常データと異なる行動パターンから、「高齢者の深夜徘徊」などを見つけ出します。

緊急事態に繋がりかねない「転倒」などはリアルタイムで検出して、即座に連絡・対応に必要な情報を提供する仕組みになっているそうです。

このサービスは、高齢者に対する自立支援効果を期待すると同時に、離れて暮らす家族の安心感を高めることを目指しています。

<参照>

【東京大学発・ヘルスケアAI開発ベンチャー】株式会社エメレイド、電力データを活用したAI見守りサービスを開発

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