ハウスクリーニングサービスのフランチャイズチェーン「おそうじ革命」の運営企業であるKIREI produceが、ベトナムに進出します。
日本を訪れる旅行者の多くは、治安の良さと清潔さに驚くといわれます。同社は世界22カ国への国際展開を目標として、日本ならではのクレンリネス(Cleanliness/清潔さや衛生を保つ行為や作業)をグローバルに伝えていくようです。
ベトナム進出、その理由は?
KIREI produce社が最初の海外進出先として選んだベトナムでは、急速に経済が発展し、国民の所得が上昇しています。
同社は、デジタル産業の発展や韓国や欧州諸国からの観光客数が増加していることなどを理由に今後ベトナムのサービス産業がさらにさかんになることを予測しているといいます。
また、日本企業が数多く進出していることから、首都であるハノイで日系の飲食店やスーパー、幼稚園やクリニックなどが増えていて、「日本の清潔さ」を魅力に来客数を増やすケースが見受けられるとのことです。
このような現状を踏まえて、まずはベトナムで暮らす日本人からのニーズに応えることで、ベトナムの人々が日本基準の衛生管理を間接的に体験することにつながり、将来的に‟KIREI”の意識が広まることを信じていると伝えています。
‟KIREI”を世界共通語に
海外では、メイド・家政婦を雇う習慣が根強く、家事労働者を派遣する家事代行業者が多くいるそうです。
しかし、高い清掃技術をもった「おそうじのプロ」は少ないことから、同社は提供サービスを差別化して、世界へ‟KIREI”の本当の価値を知らしめ、世界共通語とすることを目指します。
<参照>
ハウスクリーニング業界初の海外への挑戦。日本の『KIREI』で世界を変える。
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