HOMEビジネス “水辺とアートの街”天王洲をスタートアップのまちへ 寺田倉庫が起業支援するプロジェクト「Isle of Creation TENNOZ」始動

“水辺とアートの街”天王洲をスタートアップのまちへ 寺田倉庫が起業支援するプロジェクト「Isle of Creation TENNOZ」始動

川上雅結

2024/04/23(最終更新日:2024/04/23)


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寺田倉庫株式会社(以下、寺田倉庫)が東京都品川区にある天王洲をスタートアップの「創る」を支援するプロジェクト「Isle of Creation TENNOZ」を始動しました。

このプロジェクトの第1弾として、会社設立から2年以内を対象にしたスタートアップの成長を支援するインキュベーション事業「Creation Camp TENNOZ」の1期生募集を開始しています。

「Isle of Creation TENNOZ」とは?

「Isle of Creation TENNOZ」は、天王洲にスタートアップ・ベンチャー企業を誘致し、多様な人々が交流から街と企業が共創するエリアとなることを目指すプロジェクトとのこと。賛同企業には、日本航空株式会社(JAL)・コクヨ株式会社などがあるそうです。

天王洲は、品川駅や羽田空港とのアクセスが良いビジネス街としても、近年では倉庫をリノベーションした「水辺とアートの街」としてアーティストやクリエイターにも人気のエリアだといいます。

今回のプロジェクトは、主に創業期を対象にしたスタートアップ成長の支援事業「Creation Camp TENNOZ」とスタートアップが成長する過程で必要となるオフィスや共有施設を提供する事業「Creation Hub TENNOZ」の2つで構成されています。

「Creation Camp TENNOZ」とは?

起業家の自走的な行動を促すように設計された支援プログラムで、1期生には、寺田倉庫が「コンバーティブル・エクイティ」(将来的に債権を株式と交換できる投資方法。利払いや弁済・償還義務はない)にて1社につき1,000万円を出資し、9月1日(日)からの2年間、事業化に向けて集中して取り組める環境を提供。

選ばれた企業は、倉庫をリノベーションし、「部室」をイメージしてつくられたという施設を2年間無償で利用できます(創業期となる2〜5人程度のチームが最大10組が入居する予定)。

この施設では、同居する投資家や事業家にいつでも相談できる体制となっているほか、投資を行うベンチャーキャピタルも入居することから、投資家の視点からのアドバイスを受けることもできそうです。さらに、ファイナンスや事業開発の勉強会、先輩起業家による講演、資金調達・人材獲得に向けたピッチなども開催される予定です。

応募の対象となるのは?

初めての起業となるメンバー構成で、代表者の応募時の年齢が18~40歳までが対象。社会に歓迎されるビジョンを持っていれば、事業テーマは問いません。

応募は、公式サイト内から4月17日(水)~5月31日(金)の間、受け付けています。詳細はこちらから確認できます。
Creation Camp TENNOZ|寺田倉庫

<参照>

天王洲をスタートアップが集まる街へ。寺田倉庫、水辺とアートの街で「Isle of Creation TENNOZ」を始動 シード期の最大10社を1期生として募集。倉庫をリノベーションしたインキュベーション施設を9月オープン 寺田倉庫

「コンバーティブル投資手段」活用ガイドライン|経済産業省

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