ローカルフードサイクリング株式会社と有限会社ゆうきが、千葉県松戸市で、「循環生活宅配便」と名付けた実証実験を開始しました。
家庭の生ごみから作った堆肥を回収、その堆肥を使って育てた野菜を宅配するという取り組みです。
「循環生活宅配便」提供開始の背景
ローカルフードサイクリング株式会社の「LFCコンポスト」は、毎日の生ごみを堆肥(土の栄養)にアップサイクルできるという製品です。ベランダなどでも利用できるといい、5万世帯以上の利用実績があるそうです。
一方、「北総クルベジ(有限会社ゆうき)」は、千葉県北部の森林資源を活用し、竹炭を使った野菜の生産・宅配を行っています。
家庭から出る生ごみを資源として再利用することで、環境に優しい食の循環を実現しようと2社が協力して「循環生活宅配便」を企画したそうです。
「循環生活宅配便」のメリット
「循環生活宅配便」は農薬や化学肥料を使わずに、竹炭などで栽培するという「クルベジ野菜」を提供します。
堆肥に含まれる炭がCO2を土中に閉じ込めるため、CO2を削減できるそうです。焼却処分される生ごみを堆肥に変えることで、生ごみ削減にもつながります。
「循環生活宅配便」概要
サービスは会員制で、クルベジ野菜とLFCコンポストセットを届け、使用後の堆肥を回収します。この堆肥は再び北総クルベジの畑で使われ、循環が完成するそうです。
商品の例としては、家族2〜3人向けの「循環生活宅配便[単品]」Sサイズが1,890円(税込)、家族4〜5人向けのLサイズが2,754円(税込)で提供されます。
また、定期コースでは、月2回の配送がSサイズで3,780円(税込)、Lサイズで5,508円(税込)から利用可能です。
<参照>
生ごみ堆肥の回収&おいしい野菜の宅配でたのしく快適な循環生活が続く「循環生活宅配便」提供開始
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