AIオーディオの技術提供を行う企業「Supertone」は4月15日(月)に、AIベースのリアルタイム音声変換サービス「Supertone Shift」のグローバルオープンベータ版の提供開始を発表しました。
「Supertone」はHYBEの傘下にあり、「HYBE」は、BTSやSEVENTEEN、平手友梨奈さんの所属する韓国の大手エンタメ企業です。
「Supertone Shift」とは?
「Supertone Shift」は、搭載された10個のキャラクター音声から1つを選択すると、利用者の発した言葉がリアルタイムにキャラクターの声に変換できるサービスです。
自然な音声発話を人工的に作り出す独自の基盤モデル「NANSY」を使用し、本人が話しているかのような音声を実現しているとのこと。
利用者の音声を音色・発音・音高(ピッチ)・アクセントの4つの構成要素に分析し、利用者とキャラクターの声をリアルタイムで変換する方式になるそうです。これにより、機械音や外部ノイズを排除したリアルな音声出力が可能になっているといいます。
「Supertone Shift」の使い方は?
自然な音声発話を音声を人工的に作り出す独自の基盤モデル「NANSY」を使用し、本人が話しているかのような自然な音声を実現しているとのこと。
リンクからアプリをインストール後、10秒程度のサンプルとなる文章を利用者が読み上げます。その後、すぐに選択したキャラクターへの音声変換が開始されるとのこと。
それと同時に、音声のカスタマイズも可能となっています。利用者とキャラクター音声の混合比率や感情の表出レベル、音の高低などの音声構成要素の値を調整できる技術ツールを用いて、好みや目的に合わせた音声を自由に生成することができるそうです。
聞き手に気づかれないほどの変換速度!?
Supertoneによれば、「SupertoneShift」は利用者が声を発してからキャラクターの音声に変換されるまでの遅延時間を世界的にも優れたレベルに短縮しているそうです。
具体的には、聞き手が認識できないレベルの47ms(※ミリ秒:1000分の1秒)まで短縮しているとのこと。
ダウンロードリンク
「Supertone Shift」:https://product.supertone.ai/shift
※Mac、Windows版がダウンロード可能
オープンベータ版の提供は6月26日(水)までで、利用は無料です。また、今年下半期の正式ローンチを予定しているそうです。
<参照>
HYBE傘下のAIオーディオ企業Supertone、声のクリエイターの遊び場「Supertone Shift」の無料オープンベータ版を公開|株式会社HYBE JAPAN
【関連記事】
AIと英会話できるチャットサービスをDMMが提供 音声・テキスト入力に対応、文法・スペルミスの指摘も
合同会社DMM.comは、ChatGPTを搭載したAI英会話チャット「DMM英会話 AI Beta版」の提供を始めました。音声・テキスト両方の入力に対応しており、24時間365日、スピーキング、...
AIが日常生活でのおしゃべり相手に!? 音声会話型AIアプリ「mate」がテストユーザーを募集開始
人とAIの新たな関係構築を目指し、プロダクトの企画・開発を行うStarley株式会社は、日常的な会話利用に特化した音声会話型のおしゃべりAIアプリ「mate」を開発。11月21日(火)から同アプ...
時代とともに変わりゆく駅……! 新宿・大阪駅には超高層ビル、AIロボットらによるインバウンド対応も
歳を重ねると「ここにあった店、なくなって新しい店ができたんだ……!」という経験は増えてくるもの。 さまざま駅や、その周辺も、現在再開発や変化が進んでいます。 今回は、ターミナルとし...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう