HOMEビジネスファッション オーダースーツへの関心が高まり「紳士服」が好調ーー選び方や所作をアドバイスするSNSアカウントも人気

オーダースーツへの関心が高まり「紳士服」が好調ーー選び方や所作をアドバイスするSNSアカウントも人気

服部真由子

2024/04/11(最終更新日:2024/04/11)


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ビジネスカジュアルが浸透したことで、毎朝スーツに袖を通し、磨き上げた革靴を履いて出勤するというビジネスパーソンは男女問わず減ってきていると決めつけていませんか?

株式会社帝国データバンク(以下、TDB)による調査では、上場紳士服7社の売上高は前年度比4%増の3,600億円規模にまで「復調」しているといいます。

調査対象は、青山商事株式会社(洋服の青山)・株式会社コナカ(紳士服コナカ)・株式会社AOKIホールディングス(AOKI)・株式会社はるやまホールディングス(はるやま)・グローバルスタイル株式会社(Global Style)・株式会社タカキュー(TAKA-Q)・株式会社銀座山形屋の7社です。

青山・コナカはオーダースーツが好調

TDBによると、コロナ禍以前と比較してスーツ需要は「回復途上」だといいます。他方、オーダースーツ人気や「ビジカジ」ウエアの販売拡大が各社の業績アップを後押ししたという見解を示しています。

青山商事とコナカは自社のオーダースーツブランドが好調。AOKI、はるやまはカジュアルウエアの売上により、それぞれ業績を復調しているようです。

2020年度には3,055億円にまで下降したという7社の売上高は、2023年度に3,699億円にまで回復する見通しです。

この復調を、各社ともに従来の主力商品である既製品のビジネススーツ以外の「商品力」を強化したことが、実を結んだ「復活の兆し」だと伝えています。

老舗テーラーがSNSでスーツの着こなしを伝授

どうせ着るのなら、ファッションとしてビジネススーツを楽しみたいと考えている人も増えているようです。

2023年11月に創業100周年を迎えたという老舗紳士服メーカー・株式会社オーダースーツSADAのYouTubeアカウントが人気を博しています。

ビジネススーツの着こなしやマナー、お手入れ方法や選び方などを伝える動画を配信し、2023年4月現在、チャンネルの登録者数は11.4万人に及んでいます。

スーツスタイルでのかっこいい所作やスーツ選びのノウハウを動画から学べそうです。

オーダースーツSADA:https://www.ordersuit.info/
【公式YouTube】:https://www.youtube.com/@SADA-ji2uc
【公式TikTok】:@sada.tiktok.official

<参照>

「オーダースーツ」好調、紳士服に復活兆し 上場紳士服7社の売上高、4%増の3600億円 店舗数はピークから2割減・2300店舗 コロナ禍での店舗整理が影響

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