「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの株式会社綜合キャリアオプション(以下、綜合キャリアオプション)は、同グループ特例子会社綜合キャリアトラストと連携し、障がいのある人などがメタバース空間で業務を行うことのできる「実践型障がい者雇用メタバースサービス」を開発しました。
実践型障がい者雇用メタバースサービスとは
綜合キャリアオプションが提供する、メタバース空間を活用したサービスのことです。
障がい者をはじめ、引きこもりや介護、育児などの理由で家から出られない人も、ブラウザさえあればメタバース空間上で働くことができます。
アバターの設定により「バリアフリー環境の実現」「コミュニケーションの円滑化」ができるといいます。
たとえば、アバターの身体能力を自由に設定することが可能なため、車椅子を利用している人や聴覚障がいのある人も、現実では困難な移動や情報収集をアバターを通して行うことができるとのこと。
また、対面でのコミュニケーションを苦手とする人でも、音声認識やチャットなど、個々のニーズに合わせたコミュニケーション手段を選択できるそうです。
労働人口不足解決へ
日本の人口は、少子高齢化により、2008年の1億2,808万人をピークに減少を続けています。
労働力である生産年齢人口(15~64歳)もそれに伴い減少し、2030年時点で850万人超の労働人口が不足すると言われています(※)。
日本経済において、業務の効率化や労働参加人数の裾野を広げることは、データからみても急務だとわかります。
障がい者の雇用に関する動きは、今後一層活発になっていくことが予想されているといいます。
同グループでは、今後の労働力不足の解決のため、幅広い領域における総合的な人材サービスを展開していくそうです。
※野村総合研究所「労働力不足解消と女性の経済的自立実現に向け」(2022)
<参照>
多様性ある職場をメタバースで実現!障がいある社員の実用を進める「実践型障がい者雇用メタバースサービス」のメディア発表会を開催しました|キャムコムグループ
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