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AIを使いこなすアスリートを育成! “ネクストキャリア”支援企業がAIツール活用支援企業と合同プロジェクトを開始

川上雅結

2024/04/09(最終更新日:2024/04/09)


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引退したアスリートが直面するという「セカンドキャリア」問題。20~30代で引退を迎え、競技生活を終えた次のキャリアをどのように築き、人生を歩むかという課題があるといわれています。

アスリートのキャリア支援を行う株式会社A.B.United(以下、A.B.United)と、AI活用の学習カリキュラム提供などを行う株式会社インマーケティングラボ(以下、インマーケティングラボ)が業務提携し、AIを活用してアスリートの“次の一歩=ネクストキャリア”を支援する「AIネクストキャリアプロジェクト」を始めると発表しました。

アスリートのキャリア支援を行う「ABU」

元フジテレビアナウンサーの田中大貴氏や元Jリーガーの近藤岳登氏らが取締役を務めるA.B.Unitedは、アスリートに特化したビジネススクール「ABU」を運営しています。A.B.Unitedによると、「スポーツという厳しい世界で生きてきたアスリートが、社会に出た時に真っ先に感じることは、一般社会の方がずっと厳しいという現実」といいます。

「ABU」は、“アスリートのためのセーフティネット機関”をうたい、スポーツに真剣に取り組んできた「アスリートの特性」を生かして社会で活躍してほしいと、教育から就職、独立起業まで一貫して支援することを目的としたスクールになっています。

これまでに、元プロ野球選手や元Jリーガー、東京五輪を目指している現役選手や大学生など200人以上が受講してきたといいます。

AIツールの活用方を学べる「AICA」を導入

「AIネクストキャリアプロジェクト」では、「ABU」を使って学ぶアスリートに対し、インマーケティングラボが提供するeラーニングツール「AICA(アイカ)」を提供。「AICA」では、ChatGPTをはじめとした既存のAIツールをビジネスシーンで活用する方法を学ぶことができるそうです。

これにより、アスリート受講生たちが「AICA」で各種AIツールのスキルを学び、競技引退後に“即戦力AI人材”として企業で活躍できるように育成していくことを目指します。

アスリートを採用したい企業と受講生のマッチング機会も提供していくそうです。

「AICA for アスリート」の共同開発も

さらに、ネクストキャリアを考えているアスリートが学習できる環境を提供しようと、e-ラーニングシステム「AICA for アスリート(仮)」の共同開発を新たに進めるとのこと。

さまざまな支援によって即戦力人材の育成、雇用促進、アスリート採用機会の向上を目指していくそうです。

<参照>

新たな夢ができる場所 Athletes Business United ®️|株式会社A.B.United

新時代のアスリートを創出。アスリートがAIで未来を形成する。

新時代のアスリートを創出。プロアスリートがAICAで未来を形成する。

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