半年間、改装で休業していた渋谷のシンボルマーク・SHIBUYA TSUTAYAが4月25日(木)、ついにリニューアルオープンします。
U-NOTE編集部は、メディア向けに行われた事前の内覧会に参加して店内の様子を取材。CDやDVDなどのレンタルサービスを終了し、若者や訪日観光客をメインターゲットとした新・SHIBUYA TSUTAYAをエリアごとに3本の記事に分けて解説します。
この記事では、「インスパイアされるカフェ&ラウンジ」と銘打たれた2~4階のスペースについて紹介します。このフロアは、観光・休憩・談笑・仕事・自己研さんなど、さまざまな用途で利用できる予定です。
2階は全フロアがスタバに
休業前から、多くの人でにぎわいを見せていたスターバックスコーヒーもリニューアルしました。
リニューアル前は、1階で注文・店内で過ごす場合は2階へ上がる必要がありましたが、4月25日からは1階入口付近はテイクアウトドリンク専門店、2階はイートインの店舗に。それぞれの用途に合わせて1つの階で完結することができるようになります。
2階店は交差点を間近で見られるカフェチェアも含めて100席が用意され、コーヒーやフラペチーノなどとともに休憩や談笑を楽しめるとのこと。
また、レジやカウンターの上にはリボン型のサイネージが設置され、デジタルアートで多様な人々のつながりや伝統工芸、渋谷の雑踏、交差点がシームレスに(途切れなく)表現されているといいます。
グッズ専用のレジもでき、タンブラーやマグカップなどが買いやすいレイアウトとなりました。
サイズはトールのみでキャッシュレス
1階・2階店ともに、すべてのドリンクがトールサイズのみの提供となるとのこと。
SHIBUYA TSUTAYA施設内のほかの店舗と同じように、決済はキャッシュレスのみでの対応となり、現金での支払いはできません。多くのスターバックスと同じく、iDなどによる支払いも利用できないため、注意が必要です。
3・4階は「SHARE LOUNGE」がオープン!
3・4階は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が運営する有料カフェラウンジ「SHARE LOUNGE」になります。チェックイン後は、両フロアを自由に行き来できるとのこと。
ドリンク(ホット・アイス両方あります!)はもちろん、ナッツ、アイスクリームなどといったおやつ、さらにはパスタやチキンなどの冷凍食品も楽しめます。さらに、アルコールプランでは、お酒も飲むことも可能です。
利用料金は、通常プランが60分1,650円(税込)、アルコールプランが60分2,200円(税込)です。1日プランや月ごとのプランなどもあります。
3階は観光客もオタクもいろんな人が楽しめそうな空間に
3階には、渋谷スクランブル交差点が一望できる大きな窓がついています。そのそばには立見席が46席あり、外国人も含めた観光客などに渋谷の象徴・スクランブル交差点を楽しんでもらうことができるそうです。また、同階には着座席も93席用意されています。
くわえて、今回のSHIBUYA TSUTAYAのリニューアルテーマ「好きなもので、世界をつくれ。」にもとづいて、日本が世界に誇るIPコンテンツ(※IPは創作物やデザインなどといった知的財産のこと)をモチーフとしたフィギュアがフロアの各所に展示されています。
もともとはフィギュアメーカー「渋スクフィギュア」のフィギュアのみを展示する予定でしたが、同社が声をかけ、「グッドスマイルカンパニー」「フリュー」「バンダイナムコ」「セガ」の4大メーカーと共同展示を行うことになったそうです。
4階は仕事への刺激がたくさん
4階は、クリエイティブワーカーなどが生活全般を豊かにし、発想がインスパイアされるよう、書棚・アートに囲まれた空間に。半個室ブース26席(室)、オープンスペース75席に加え、会議室2室(4人用と8人用)も用意されています。
フロア内の書棚にはビジネス書をはじめとした書籍や雑誌などが置かれ、無料で読めるほか、クラウドファンディングサイト「GREENFUNDING」との常設コラボレーションコーナーも設置。
移動中でも快適なオンライン会議ができるというマイクイヤホンなど、国内外のスタートアップ企業や大企業の開発製品、グローバルブランドの国内未発売製品などが10品ほど展示され、利用客は無料で試すこともできる予定です。
新しいシブツタは体験重視の店舗に
運営元のカルチュア・コンビニエンス・クラブは、リニューアルしたSHIBUYA TSUTAYAでは体験価値を提供するサービスに重点を置いて展開していくといいます。ビジネス形態としては、“B to C to B”にあたるとのこと。
これは、利用客(Customer)のメインターゲットとしている20~30代の若者と訪日観光客に対して、物販やシェアラウンジ・イベントなどの利用体験の提供を行い、彼ら彼女らをターゲットとするコンテンツホルダーや企業(Business)にSHIBUYA TSUTAYAをプロモーションの場として活用してもらうことを指しているそうです。
なお、SHIBUYA TSUTAYAは、混雑回避を目的として全館キャッシュレス決済対応となりますが、地下2階・2階・6階では交通系ICなどに入金できる機械も用意しています。
当面の間は入店人数の制限を行う予定なので、行っても、すぐには入れない可能性があることにはご注意を(詳しくはこちらから)。
<参照>
店舗情報 SHIBUYA TSUTAYA 1F店|スターバックスジャパン株式会社
店舗情報 SHIBUYA TSUTAYA 2F店|スターバックスジャパン株式会社
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