HOMEライフスタイル 「生活困窮家庭に子ども服を届けたい」2,000枚の衣服を無料提供するためのクラファンを開始

「生活困窮家庭に子ども服を届けたい」2,000枚の衣服を無料提供するためのクラファンを開始

Honoka Yamasaki

2024/04/02(最終更新日:2024/04/02)


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練馬区江古田の商店街にある、リユース子供服の無人店舗子供服の「めぐりふく」が、クラウドファンディング「めぐりふくプロジェクト」を開始しました。全国の子どもがいる家庭に、無料で服を届けるプロジェクトです。

めぐりふくプロジェクトとは?

めぐりふくプロジェクトは「めぐり服/福」から由来しています。「服を巡らすことで幸福になり、その幸福があなたに巡りますように」という想いが込められているそうです。

衣服がもたらす貧困問題

本プロジェクトは、衣服における社会問題を解消し、子どもたちの貧困状態を改善するために立ち上がったものです。

家庭から手放される衣類75.1万トンのうち、リサイクルは10.4万トン、リユースは15.0万トンで34%にとどまり、残りの66%である49.6万トンが、焼却や埋め立てにて処分されています(※1)。

総務省の家計調査(2020年)では、子どもの衣服代を年間3万円までに抑えている家庭が約6割です。「めぐりふく」によると、最近の物価高で今後も養育費は高騰していくことが予想され、衣服代も上がるのではないかとのこと。

そんななか、日本の子どもの貧困率は11.5%であることが報告されました(※2)。日本の子どもの約9人に1人が相対的貧困状態にあるといいます。

出典:
1. 株式会社日本総合研究所「環境省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務」
2. 厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」

衣服を必要としている子どもに届ける

さまざまな社会問題が交差し、生活に困難を抱えている子育て世帯が多く存在するといえます。そこで、めぐりふくはまだ使える衣服を「今必要としている子どもたちに届ける」ことの重要性を訴えています。

クラファンでは、各種児童支援団体を通じて子供服2,000枚を子育て世帯へ届けるとのこと。プロジェクトを通して、養育費の負担軽減、衣服の廃棄量軽減につなげるといいます。

クラファン概要

目標金額:150万円
寄贈先:NPO法人公共こども催事機構「親子サロン-LaPark-」、NPO法人てしおて「フードバンクてしおて・萬世てしおて食堂」
1世帯あたり子ども服10枚(上下セット)を1セットとし、計200セット(計2,000枚の子ども服、子ども200人分)を無料で発送。
リターン:「シンプル応援プラン」と「特別協賛プラン」の2種類で用意。
※詳細はクラファンページにて確認してください。
 

<参照>
無人店舗リユース子供服屋「めぐりふく」全国の生活困窮家庭にリユース子供服を無料で届けるクラウドファンディングを開始「めぐりふくプロジェクト」

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