HOMEビジネス 飛騨の木工技術が特徴! セントレア空港のカームダウン・クールダウンブースとは?

飛騨の木工技術が特徴! セントレア空港のカームダウン・クールダウンブースとは?

服部真由子

2024/04/04(最終更新日:2024/04/04)


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成田空港や関西空港などのターミナルや、新国立競技場などで、カームダウン・クールダウンブースを目にしたことはありませんか?

2020年の東京オリンピック/パラリンピックを機に、空港などの公共施設で設置が進んだというこのスペースは、混雑や騒音などから感情が高ぶったとき、パニック状態を防ぎたいときに利用できるという設備です。

「セントレア」の愛称でおなじみの、中部国際空港(愛知県常滑市)では、岐阜県産の木材を用いた、安心して搭乗を待つことができるというスペースが4カ所設けられています。

飛騨の木工職人による「匠の技」

カームダウン・クールダウンスペースは、発達障がい・知的障がい・精神障がいを持つ人や、認知症患者らが、気持ちを落ち着かせるために利用する場所として設けられます。そのため、外部の音をなるべくさえぎり、外気温や湿度に左右されないことが重要だといいます。

中部国際空港では、第1ターミナル(3階)と第2ターミナル(2階)の国内線出発制限エリアと国際線出発制限エリアの計4カ所にブースが設置され、それぞれのオープン時間内であれば、いつでも無料で利用可能。車イスでの利用も想定しているといい、事前予約なども不要だそうです。

中京圏の‟玄関口”となる中部国際空港らしく、これらのブースは、岐阜県立森林文化アカデミー講師と生徒が学生ワークショップ形式で提案し、木工家具で知られる飛騨産業株式会社(協同組合飛騨木工連合会)の木工職人が制作しました。

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団|カームダウン・クールダウン Calm down,cool down について

セントレア|カームダウン・クールダウンスペース

<参照>
飛騨の木工技術を駆使した「カームダウン・クールダウンスペース」を空港に設置

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