香川大学医学部附属病院、四国こどもとおとなの医療センター、かがわ総合リハビリテーション病院に入院中の子どもたちが、病院から交流支援ロボットを操作して、四国水族館の見たい所を見学するプロジェクトが3月12日(火)に開催されました。
四国水族館と香川大学は、地域社会の発展に寄与することを目的として2020年9月に包括連携協定を締結しており、今回のプロジェクトは、その一環となる取り組みです。
“遠隔コミュニケーションの質を高める”「kubi」を使用
プロジェクトで使われたのは、米国のRevolve Robotics社が開発した交流支援ロボット「kubi(クビ―)」。
「kubi」は、ロボットアームに装着したスマートフォンやタブレットなどを遠隔操作で左右に300度、上下に90度動かすことが可能です。そのため、テレビ通話を行う際、スマートフォンやタブレットに搭載されたカメラの角度を変えて現地の景色を幅広く見ることができるようになります。
“遠隔コミュニケーションの質を高める”というロボットです。
今回のプロジェクトでは、慢性的な疾患をもち、長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援するNPO法人「未来ISSEY(以下、未来ISSEY)」が貸し出しました。
病室からつながる水族館
四国水族館は、瀬戸大橋のたもと四国の玄関口に位置する香川県宇多津町にあります。「四国水景」をテーマに展示を行い、四国の文化やそこで暮らす人の営みとともにある環境を水槽内で表現しているそうです。
プロジェクト開催当日は、水族館のスタッフがロボット移動のサポートを行い、未来ISSEYのスタッフと学生ボランティアが考えたクイズ・ミニチャレンジを実施。参加した子どもたちは、まるで実際に訪れたかのように楽しんでいたといいます。
交流支援ロボットを使った水族館見学会は2023年3月に続き3回目となり、今後も定期的に実施していく予定だといいます。
<参照>
【終了しました】「病室からつながる水族館」遠隔ロボットを使ったオンライン見学会を今年も開催しました
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