HOMEビジネス 初任給はどれくらいが適正? 24・25卒の就活生662人に調査

初任給はどれくらいが適正? 24・25卒の就活生662人に調査

西 並子

2024/03/26(最終更新日:2024/03/26)


このエントリーをはてなブックマークに追加

新卒向けダイレクトリクルーティングシステム「キミスカ」を運営している株式会社グローアップは、キミスカに登録している24年卒学生337人と25年卒学生325人を対象に「Z世代就活生のキャリアや働き方に対する考え方調査」を実施しました。

就活生たちが、企業にどのような待遇を望んでいるのかをみていきましょう。

最重要項目は勤務条件?

企業を選ぶ際に重要視することを聞くと、事業内容や職種などの項目を抑えて、給与・福利厚生・ワークライフバランス・勤務地などといった勤務条件が、1位、全回答の75.4%を占める結果になりました。

社会貢献性や、管理職の男女比率などを示す回答は少なく、やはり勤務条件を重視していることがわかります。

初任給を重要視する学生は約8割

企業選びで初任給を重要視する学生の割合は、「かなり重要視している」が21.6%、「やや重要視している」が57.9%となり、8割近くの学生が初任給の金額に比重を置いているようです。

適正だと思う初任給の金額に関しては、「月収20〜24万円」と回答した学生を合わせて約53.3%を占め、次に多いのは「月収25〜30万円」の約38.0%でした。

ただし、企業選びで初任給を重要視している学生に絞ってみると、「月収20〜24万円」と回答した学生の割合は49.6%、「月収25~30万円」とした学生が41.1%となり、全体を対象としたときよりも高めの収入を希望していることがわかりました。

学生が魅力を感じる企業制度は?

魅力を感じる働く環境や制度についての設問(3つまで選択可)では、「家賃補助・住宅手当」が77.9%ともっとも多い結果でした。

賃貸住宅に住む場合、家賃補助され金銭的な負担が軽減されるため、数ある福利厚生制度のなかでも魅力だと感じている学生が多いようです。

また、2位はフレックスタイム制度が59.4%、3位はリモートワーク制度が47.0%と続きました。柔軟な働き方で、ワークライフバランスの充実を実現したいと考えている学生が多いようです。

 

<参考>

キミスカ「Z世代就活生」のキャリアや働き方に対する考え方調査

 

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード