2013年4月に「高年齢者雇用安定法」が改正され、希望者は原則65歳まで働けるようになりました。
厚生労働省が公表している「令和4年簡易生命表」によると、2022年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳です。つまり、定年後の人生は19年以上あることになります。
働く世代は、将来についてどのように考えているのでしょうか。
暮らしとお金を考えるメディア「ファイナンシャルフィールド」を運営する株式会社ブレイク・フィールド社は、全国の20~50代の男女を対象に「老後の投資に関するアンケート」を実施しました。
何歳まで働かなければならないと思いますか?
何歳まで働かなければならないと思うか質問したところ、半数以上の約69%が「65歳を超えても働く必要がある」と答えています。そのうち、「働ける限り働く」と回答した人は約26.4%と、65歳で定年を迎えても可能な限り働こうと考えている人が多いようです。
さらに、世帯年収別で「働ける限り働く」と回答した人の割合を見ると、「世帯年収300万円未満」では約10%、「世帯年収2,000万円以上」では約0.3%と、世帯年収が高いほど「働ける限り働く」と考えている人が少ないことが読み取れます。
年金は月額でいくらもらえると思いますか?
2019年には、金融庁の試算を発端に「老後2,000万円問題」として、リタイア後の生活をめぐる資産形成が話題となりました。
「年金は月額でいくらもらえると思いますか?」と聞くと、約半数の51.9%が10万円未満と回答。「老後の不安が拭いきれない」という思いは多くの人に共通しているのかもしれません。
最後に、「将来のために始めたいと思っていることまたは始めていることは何ですか」と質問すると、各年代共に1位が「日々の節約」、上位に「NISA」や「株式投資」が入りました。
年代により順位の差はありますが、「NISA」「株式投資」などの投資に関する関心度が高まっているようです。
<参照>
【意識調査】あなたは何歳まで?働き世代は69%以上が定年後も働く?
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