セールス・マーケティングのデジタルシフトを支援する株式会社エムエム総研は、営業職の20~30代男女1,004人を対象に「2024年に注目する転職のトレンド」に関する調査を実施しました。
デジタルネイティブ世代と呼ばれる現代の若手ビジネスパーソンの転職に対する考え方や価値観が見えてきました。
現在就業中の業界は人気があると思いますか?
「現在就業している業界は、人気があると思いますか?」と質問すると、「そう思う」と答えた人は約4割程度に。「そう思わない」と考えている人が6割以上いました。
現在転職を考えていますか?
次に、「現在、転職を考えていますか?」と聞くと、「半年以内の転職を視野に考えている」と答えた人が10.2%、「年内の転職を視野に考えている」が13.1%、「具体的な時期は未定だが転職を考えている」が37.5%という結果になりました。
具体的な時期を考えていなくとも、実に6割以上の人が転職を視野に入れているようです。
転職を考えている理由は?
「転職を考えている」と回答した人に、転職したい理由を質問すると、最も多かった答えが「給料が低い(47.5%)」でした。
次いで、「昇給や昇進が期待できない(29.0%)」、「働き方・職場環境(勤務先、転勤の多さ、出社頻度など)(28.7%)」と続いたことを見ると、仕事において、金銭面をを重視する人が多いことが読み取れます。
転職するとしたら何を重視しますか?
金銭面が理由に転職を考える人が多い傾向があるようですが、転職するとしたら何を重視するか質問すると、「働きやすさ(労働環境・条件)」と回答した人が65.9%と最も多く、49.3%の「給与水準の高さ」、41.5%の「生活のしやすさ(ライフワークバランス)」と続きました。
「給与が高いのに越したことはないけれど、それ以上に労働環境や条件、働きやすさなどが重要」そう考える人が多いようです。
「転職するということはかなりの覚悟がいる。そのため今と比較して少々給与面での条件が良いからといって転職しても、そんなにうまくいくものではないと思うから(30代/男性/メーカー・製造業/東京都)」「給料は多ければ多いほど良いですが、働きやすい環境や人間関係も大事だと思います(30代/男性/メーカー・製造業/埼玉県)」「結婚して子供が産まれる為、子供がいても働きやすい環境が良いから(20代/女性/メーカー・製造業/東京都)」などの声が、回答者から寄せられています。
調査概要
「2024年に注目する転職のトレンド」に関する調査
調査機関:2024年2月1日(木)~2月2日(金)
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:1,004人
調査対象:調査回答時に営業職の20代~30代男女であると回答したモニター
調査元:株式会社エムエム総研
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
<参照>
【2024年版|営業職1,004名に調査】デジタルネイティブ世代の約6割が転職を考えている!?転職で最も重視するのは〇〇
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