HOMEライフスタイル 「水をまもるために、まとう」 アパレル業界の水質汚染に向き合うプロジェクトが発足【TBWA HAKUHODO・京セラ】

「水をまもるために、まとう」 アパレル業界の水質汚染に向き合うプロジェクトが発足【TBWA HAKUHODO・京セラ】

Honoka Yamasaki

2024/03/15(最終更新日:2024/03/15)


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株式会社TBWA HAKUHODOと京セラ株式会社は、ファッションをめぐる水質汚染に関する課題を啓発する「TRUE BLUE TEXTILE」プロジェクトを3月22日(金)の「世界水の日」に合わせて開始します。

繊維・アパレル業界の水質汚染問題

繊維・アパレル業界における水質汚染は深刻な社会問題となっています。生地の染色や加工に大量の水が使用され、その排水が世界的な水質汚染を引き起こしています。

また、アパレル産業は過剰生産による在庫過多も地球環境に悪影響を及ぼすことも指摘されています。

国際連合広報センターによると、国連貿易開発会議はアパレル業界を世界2位の汚染産業だとみなしているといい、毎年約930億㎥の水の使用やプラスチック素材の海洋投棄などが問題視されているようです。

繊維・アパレル産業界では、こういった課題を解決しようと、サステナビリティを高めようと取り組みが行われつつあります。

出典:国際連合広報センター「国連、ファッションの流行を追うことの環境コストを『見える化』する活動を開始」

水をまもるために、まとうプロジェクト

ファッションをめぐる環境問題を広く伝えるために、「TRUE BLUE TEXTILE」プロジェクトが発足。「水をまもるために、まとう」をコンセプトに、服を通して水質汚染の問題にアプローチします。

本プロジェクトは、京セラが新たに開発したプリンター「FOREARTH」を活用し、水の使用量を極限にまで減らしたという生地「TRUE BLUE TEXTILE」を制作。

過去に国土交通省が「水質が最も良好な河川」として認定されたという高知県・仁淀川の水面がプリントのモチーフに選ばれています。

水面柄のドレスを制作

さらに、アパレルブランド・アンリアレイジのデザイナー森永邦彦氏が本プロジェクトに賛同し、計5着のドレスを制作しました。

展示概要

森永邦彦氏によるドレスは、東京と京都で展示されます。

「TRUE BLUE TEXTILE at 渋谷PARCO」
会場:渋谷PARCO 4F
会期:2024年3月16日(土)~3月17日(日)
入場料:無料

「TRUE BLUE TEXTILE at 京都市京セラ美術館」
会場:京都市京セラ美術館 光の広間
会期:2024年3月22日(金)~3月24日(日)
入場料:無料

<参照>
~繊維・アパレル業界における水質汚染などの社会問題に意識を向ける~ 世界水の日に合わせて、TBWA HAKUHODOが企画・制作した「TRUE BLUE TEXTILE」プロジェクトが開始

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