横浜市と日本航空株式会社(以下、JAL)は、持続可能な航空燃料(SAF)の製造を目指し、家庭から出る廃食油を利用するプロジェクト「Fry to Fly Project」の取り組みを推進するため、連携協定を締結。
今回、取り組みの第1弾として、イオンフードスタイル鴨居店(同市)で利用客から廃食油の回収を実施することを発表しました。
「SAF」とは?
SAF(Sustainable Aviation Fuel)は、「持続可能な航空燃料」と訳されます。従来の航空燃料に比べて温室効果ガスの排出量を大幅に削減できると期待されており、既存のインフラをそのまま活用できる航空燃料です。
横浜市とJALは今後、市民が出す廃食油を集め、それをSAFなどにリサイクルする仕組みの構築と社会実装を進めていくとのことです。具体的には、廃食油をSAFなどに変換するプロセスの構築や、市民への広報・普及啓発活動が含まれます。
廃食油の回収を実施
家庭で出る廃食油の回収には、市民の協力が不可欠です。取り組みの第1弾として、ダイエーが運営するイオンフードスタイル鴨居店に回収ボックスを設置し、専用の回収ボトルを使って廃食油を集める取り組みを始めめます。
3月16日(土)と17日(日)、4月20日(土)と21日(日)、5月13日(月)から19日(日)にかけて回収トライアルを実施。6月5日(水)からは本格的な回収が開始されます。
今後、横浜市、JAL、ダイエーなどによる、市民の参加を促すためのイベントも企画される予定だそうです。
<参照>
横浜市と日本航空株式会社が持続可能な航空燃料(SAF)の製造推進に関する連携協定を締結!
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