今年で東日本大震災から13年が経ちます。東日本大震災による死者数は警視庁の発表によると全国で1万5,900人、行方不明者も2,523人にのぼります(※)。
個人にできることは限られるかもしれませんが、3月11日を前に、もしもの時のために役立つ防災に関する記事をまとめました。
※平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の警察措置と被害状況(2023年3月10日)|警視庁
今できることを考えるヒントに
今必要な被災者支援は? 災害にどう備える? 講談社FRaU防災対策号、各電子書店にて3カ月間限定で無料配信
株式会社講談社は、2023年8月に刊行した『FRaU SDGs MOOK 防災 まいにちの、防災手帖。』の電子書籍を、各電子書店にて1月17日(水)から3カ月間限定で無料配信しています。
本書は、災害が起こったときに、ひとりでも多くの人が身を守れるよう、関東大震災から100年にあたる2023年9月1日(金)の前日に発行されました。
同社の担当者は「これから起こりうる災害に備えるヒントとなることは言うまでもなく、令和6年能登半島地震の被災者支援に向けて、今必要なことを知るためにも役立てていただけたら」とコメントしています。
無料配信期間:2024年1月17日(水)~4月17日(水)
ロボットもいざって時のために
災害が起こったとき、ロボットはどう動くべき? 高輪ゲートウェイ駅で3/9から実証実験を実施
JR東日本は、災害発生時にロボットが駅などの公共空間で稼働していることを想定して、利用客の避難のさまたげにならないための「災害発生時におけるロボットのあり方」に関する課題を見つけるための実証実験を行います。
本記事にて実証実験の内容を紹介しています。
期間:2024年3月9日(土)~11日(月)予定
だまされないで! 情報からも身を守ろう
災害時のフェイクニュース、半数近くのZ世代がだまされた経験 ミドリ安全がアンケート調査
安全靴やヘルメットといった安全衛生保護具などの製造・販売を行うミドリ安全株式会社は、9月1日「防災の日」を前に、Z世代からベビーブーマー世代までの全国の男女1,000人を対象に、災害時の情報取得やフェイクニュースへの認識についてインターネット調査を実施しました。
SNSで得る情報に他世代よりも信頼を寄せ、その機会も多いZ世代では、特にフェイクニュースにだまされる経験が多かったようです。続きは本記事にて。
当たり前に日常を享受することへの疑問
見えない仕組みを思索して‟あるべき世界のかたち”をマンガで描く話題書『ライフライン』邦訳登場
河出書房新社から書籍『ライフライン:ネット・電力・水 "見えないシステム"から知る世界のなりたち』(著・ダン・ノット)が刊行されました。
日が落ちると明かりがともり、水道の蛇口をひねれば清潔な水が出てくるのはなぜでしょうか。インターネットやWi-Fiの仕組みはそもそも、いつ、どうやって生まれたんだろう……。
地震などの災害や停電、サイバー攻撃などが起こったときにそなえるための知識や、ライフラインのシステムそのものが、社会における不平等と環境破壊の原因にもなっていることを「わかりやすく伝えよう」と4年をかけて上梓された書籍です。
防災グッズを用意しよう
もしものとき、猫から癒しを 普段使いできる防災グッズブランド「NYAN GA ICHI」、売り上げの一部は動物保護に
株式会社フェリシモは、「フェリシモ猫部」を2010年より開始し、基金付きのオリジナル猫グッズを企画開発しています。
2021年からは「万が一を猫といっしょに考えよう」をテーマにした防災グッズブランド「NYAN GA ICHI(にゃんがいち)」が加わりました。販売価格の一部は飼い主のいない動物の保護と里親探し活動、野良猫の過剰繁殖防止活動、災害時の動物保護活動などに活用されているとのことです。
NYAN GA ICHIでは、もしものときに吹くことで居場所を知らせるホイッスル、ガラス片やくぎなどから足裏を守るルームシューズなどの防災グッズを2021年から販売。あらたに4アイテムがラインアップに加わりました。
フェーズフリーで備える
LIFULL、被災地に最短1時間で設置できるシェルター「インスタントハウス」を提供 令和6年能登半島地震の2次避難はいまだ7%
株式会社LIFULLとグループ会社の株式会社LIFULL ArchiTechは、令和6年能登半島地震の被災地である能登町立鵜川小学校へ、「インスタントハウス」2棟をシェルターとして提供しました。
インスタントハウスは、国内グランピング領域において100棟以上の実績があるそうです。どんな自然環境のなかでも「夏は涼しく、冬は暖かく、静かに眠れる」という特徴があるとのこと。
平常時は能登の自然を感じられる宿泊用として、地震や風水害の時は避難用として役立てられる、備えない防災「フェーズフリー」としても、LIFULL ArchiTechは展開していきたいそうです。
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