ちょっと変わった自販機が、街なかに増えてきています。最近では、タッチパネルで商品を選ぶものや、お花、餃子やお肉などの「ご当地食品」など、さまざまなモノを扱う自販機があって、みていておもしろいですよね。
法人向けとして、オフィスに設置されるという「社長のおごり自販機」をご存じでしょうか?
2つの社員証をかざして無料に
「社長のおごり自販機」は、社員2人が自販機の対象部分に2枚の社員証を同時にタッチすると、それぞれ1本ずつ無料で飲み物をもらえるサービスです。
サントリー食品インターナショナル株式会社が提供しており、2021年10月から首都圏エリア、2022年5月から全国拡大しました。
設置企業は360社、設置台数は480台だそうです(2023年10月時点同社調べ)。
設置する企業によって、「1人当たりの上限本数」「対象時間や曜日」「ポスター内の文言の変更」などが設定できるそうです。
雑談が生まれる自販機
リモートワークが広がったことで、職場での仕事以外のコミュニケーション機会が減っていることに注目し、“自販機でオフィスをちょっとハッピーに”という想いから、この自販機が開発されたそうです。
雑談研究者である清水崇文氏が監修した調査によると、長いと感じる雑談時間は、8.71分。「社長のおごり自販機」利用時の雑談時間は、2.98分と、長いと感じる時間の半分以下だったそうです。
また、利用した人からは、終わりの時間がよめることや、ながら・ついでにできることから、“気軽”に誘いやすく、応じやすいという意見がありました。
「一緒に自販機に向かう」「社員証を同時にタッチする」「一緒に飲む」と行動をともにすることで、心理的距離が近づき、仲間意識が育まれ、雑談が生まれやすくなっていると考えられているといいます。
<参照>
~2人で社員証をかざすと、自販機の飲料が2人分タダに※!~ 職場内のコミュニケーションを自販機で活性化 法人向け新サービス「社長のおごり自販機」展開開始
社員同士のつながりを重視する企業が増加 設置企業360社超え、雑談のきっかけをつくる「社長のおごり自販機」が“雑談”がちょっと生まれやすくなる条件を調査!
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