新卒学生向けスカウトサービス「iroots」(運営元エン・ジャパン株式会社)が、2025年に卒業予定の大学生/大学院生を対象に行った調査によると、就活生が志望する業界は専攻を問わずに「メーカー/製造業」が1位となったそうです。
多数の学生が「1~5社」の本選考に参加
本選考にエントリーする企業数において、文系・理系学生でその数に違いはあるのでしょうか。
いずれの学生も「1~5社」との回答がが最多(文系:28.2%、理系:38.7%)ですが、平均を出してみると文系「14.5社」、理系「9.7社」と差が生じています。
irootsは、この結果から理系学生は、文系学生と比較して厳選傾向にあるとの見解を示しています。
内定保有数は?
2023年1月時点での、内定数をたずねると文系学生は回答者の34.1%、理系学生は43.9%が1社以上から内定を得ていることがわかりました。
現在の内定承諾状況は、全体の13%が承諾し、就活を終えているといいますが、47.6%が「未承諾」、39.4%が「承諾したが就活は続けている」状況だといいます。
志望業界は?
来春に卒業を控える就活生に、志望業界をたずねた設問では前述の通りメーカー/製造業が専攻を問わず1位となりました。
しかし、理系では回答者のほぼ半数の50.9%、文系では32.1%と割合には差が生じています。文系第2位には商社(25.2%)、理系第2位には通信・システム・ソフトウェア(31.6%)が続き、専攻により順位が異なっています。
調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:2025年に卒業予定の大学生/大学院生
調査期間:1月10日(水)~1月22日(金)
有効回答数:716人
調査主体:iroots/エン・ジャパン株式会社
<参照>
25卒学生710人に聞いた「文系と理系の就活」比較調査 ー『iroots』ユーザーアンケートー
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