春から始まる新生活を前にして、引越しの準備などに追われている人もいるのではないでしょうか。家族の助けを借りずに、自分の力で暮らしを整える場合には、予期せぬ出費が続いて焦りを感じるかもしれません。
また、最新モデルがひんぱんに登場して、つい試してみたくなる家電や、住まいにあわせてワガママに選びたい家具などは、コスト以外の理由からサブスクサービスを活用する人もいるようです。
シェアリング生活はまだ発展途上?
家具と家電のレンタル・サブスク「CLAS(クラス)」を運営する、株式会社クラスが行った調査では、回答者である18~49歳の男女1,000人のうち117人が、自転車・自動車・家電・家具などの「長期リース型サブスク」を利用していると答えました。
「シェアリングエコノミー」を推進して、さまざまなモノやサービスを「持たず」「買わず」に共有して、社会や環境の問題を解決していくことが注目を集めていますが、モノを長期間レンタルすることが広く浸透したとは、まだいえない状況のようです。
この調査では、長期リース型サブスクを自動車や家具、家電さらにはアートなど、高価格帯の商品を長期にわたって利用するサービスとしています。
消費者庁|あんぜん・あんしんシェアリングエコノミー利用ガイドブック
世代別でみる利用者は?
クラス社の調査では、長期リース型サブスクを利用しているという人を世代別に分けると30代(14.3%)、20代(13.8%)、10代(10%)と続きます。ちなみに、同社のユーザー属性は20代後半から30代が中心層となるそうです。
必要だけど、コストが気になる
どのような長期リース型のサブスクを利用しているのかを複数回答可としてたずねた設問では、家電(57人・48.7%)、家具(50人・42.7%)に回答が集まっています。
クラス社は、サブスクなら初期費用がおさえられるメリットとあわせて、季節に合わせて交換するなど、廃棄せず気軽にお部屋を「模様替え」できるとも伝えています。
高額でも、つい欲しくなってしまう大型ソファやベッド、美容家電にロボット掃除機……。まずはサブスクで試して、お部屋の現実や、生活スタイルにマッチするかを確認をしてみるのも‟アリ”かもしれません。
調査概要
調査期間:2月9日(金)
調査方法:インターネット調査(調査機関:Freeasy)
調査地域:CLASサービス提供地域
(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府・兵庫県)
調査対象:18~49歳の男女
サンプル数:1,000人
家具と家電のレンタル・サブスク「CLAS」調べ
<参照>
【CLAS調査レポート】9人に1人が長期リース型サブスクを利用、「家電」と「家具」に人気が集中!
【関連記事】
トヨタ系サブスクサービスKINTOが、なぜSUBARUと提携? 担当者に聞いてみた
トヨタ自動車グループで、トヨタやレクサスの新車を月々定額で利用できるサブスクリプションサービス「KINTO」(運営・株式会社KINTO 以下、KINTO)が、株式会社SUBARU(以下、SUBA...
限られた空間をうまく活用する「スぺパ」に注目!コスパ・タイパに続くトレンドになる?
「スぺパ」という言葉をご存じでしょうか? 費用対効果の「コスパ(コストパフォーマンス)」・時間対効果の「タイパ(タイムパフォーマンス)」に続き、注目を集めているようです。 スぺパとはすなわ...
引っ越し後に部屋が片付かない人は2人に1人 荷解きしない荷物も多数:18~50歳の男女400人に調査
宅配収納サービス「サマリーポケット」を展開する株式会社サマリーは、新生活が始まり引っ越しが増加する引っ越しシーズン前に、「引越しに関する調査」を行いました。 株式会社サマリーは定期的に荷物...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう