株式会社ZIPAIR Tokyoは、株式会社エムティーアイ、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)と協力して、航空機の被雷リスク軽減を目指した、航空気象システムの新機能「IN FLIGHTモード」を開発しました。
この「IN FLIGHTモード」は、株式会社エムティーアイが提供する航空気象サービス「3DARVI」に搭載されます。
JAXAが開発した世界中の降水情報を確認できる「GSMaP」を組み込んだ機能だといい、パイロットは飛行中にコックピットから最新の天候情報を確認できるようになるそうです。
被雷リスクを抱える航空機
株式会社エムティーアイによると、航空機が帯電した雲に近づくと雷が生しやすく、日本では年間数百件の被雷被害が起きているとのこと。
被雷リスクを予測して回避するためには、気象状況をリアルタイムに把握する必要がありますが、コックピット内では通信が制限されており、気象サービスを利用することが難しいのが現状だといいます。
「IN FLIGHTモード」とは?
そこで、3者は、この課題を解決するために「IN FLIGHTモード」の開発に取り組みました。「IN FLIGHTモード」は、容量の大きい3Dの気象データを軽量化することで、コックピット内での通信を可能にしたそうです。パイロットは、タブレットに表示された最新の気象情報を3D映像で確認することができます。
また、JAXAの「GSMaP」を搭載することで、衛星から検知した世界中の雨雲情報も確認が可能。これにより、パイロットは運航中に最新の気象情報をもとに、被雷回避などの最適な運航ルートを選択できるようになるそうです。
<参照>
確実な悪天候回避を目指して、ZIPAIR、エムティーアイ、JAXAが『3DARVI』で連携開始
「ARVI」
「GSMaP」
【関連記事】
字幕付きのビデオ通話も可能! 138の言語に対応するChatGPT連携「AIイヤホン」とは?
株式会社ギャザテックは、イヤホン型の翻訳機「DEARS」のクラウドファンディングプロジェクトを2024年2月22日(木)からGREEN FUNDINGにて開始しました。 ほぼリアルタイムの...
ネスカフェと大相撲協会がアップサイクルの‟取組”に挑戦! 国技館で回収したパッケージをタオルハンカチに
ネスレ日本株式会社は公益財団法人日本相撲協会と協業し、両国国技館で回収した使用済みの「ネスカフェ」の紙製パッケージをタオルハンカチにアップサイクルして、東京都墨田区に寄贈しました。 ネスレ...
エミレーツ航空CAから芸人、芸歴2年で人気ラジオ「SCHOOL OF ROCK!」レギュラーに CRAZY COCOさんが“直行便”で夢をつかむまで【インタビュー Part1】
商社やエミレーツ航空のキャビンアテンダント(CA)、英語学習コンサルタントなど複数の職を経て芸人になったというCRAZY COCOさん。 芸歴2年目にしてYouTubeやインスタグラムのフ...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう