HOMEビジネス 海洋プラごみを鯖江ブランドのサングラスにアップサイクル 地元企業と鯖江市JK課らが開発

海洋プラごみを鯖江ブランドのサングラスにアップサイクル 地元企業と鯖江市JK課らが開発

田中妃音

2024/03/05(最終更新日:2024/03/05)


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福井県鯖江市は日本のメガネフレーム生産90%以上のシェアを占め、「世界三大眼鏡生産地」のひとつとして知られることはご存じでしょうか。

リサイクルプラスチックを用いたメガネや雑貨などを製造する福井県の有限会社内田プラスチックと、一般社団法人福丼県プロジェクト・鯖江市役所JK課らの手によって「海に優しいお洒落なサングラス」が誕生しました。


このプロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環だといいます。株式会社ハピネス・アンド・ディが販売を担当、3月9日(土)から石川県小松市のイオンモールで税込み価格5,000円で購入できるそうです。

女子高校生が中心の市民協働プロジェクト

福井県鯖江市が2014年にスタートさせた市民協働プロジェクト「鯖江市役所JK課」と、福井の丼(福丼)を通じて日本の消費の活性化を目指す「一般社団法人福丼県プロジェクト」は、福井県内で海洋ごみ問題への取り組みを行っています。

そのひとつとして、ビンゴとビーチクリーンを組み合わせたゴミ拾いイベント「POCPOC(ぽくぽく)を探せ」を実施し、回収したペットボトルを廃棄物とせずにサングラスにアップサイクルしました。

「鯖江市役所JK課」はその名前からわかるように女子高校生らが中心メンバーとして活躍しているそうです。

サングラスに込めた‟想い”

このサングラスには、2050年には、海で魚ではなくプラスチックごみの量が上回ると予測されている「海の現状」を広く伝え、ひとりでも多くの人が海洋ごみ問題を意識するようになってほしいという想いがこめられているといいます。

サングラスのつるの部分は、JK課メンバーが「日本海の波と水泡」をイメージしてデザインしたそうです。

環境省|令和元年版環境・循環型社会・生物多様性白書|第3章 プラスチックを取り巻く状況と資源循環体制の構築に向けて

<参照>
福丼県×鯖江市役所JK課「海に優しいサングラス」を制作~海洋プラスチックごみ、再利用でオシャレに~
鯖江のめがねとは?

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