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周りと一緒で安心するな 元CA→芸人になったCRAZY COCOさんが語る、“直行便”で夢をつかむ方法【インタビューPart2】

菓子翔太

2024/03/05(最終更新日:2024/03/05)


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商社やエミレーツ航空のキャビンアテンダント(CA)、英語学習コンサルタントなど複数の職を経て芸人になったというCRAZY COCOさん。

芸歴2年目にしてYouTubeやインスタグラムのフォロワー数はそれぞれ20万人を超え、さまざまなテレビ番組に出演するほか、TOKYO FMで放送中の人気ラジオ番組「SCHOOL OF ROCK!」でレギュラー(教頭)を務めるなど幅広く活躍しています。

U-NOTE編集部は、COCOさんに夢をかなえるために大事にしていること、20代に伝えたいことを聞きました。

第1回「エミレーツ航空CAから芸人、芸歴2年で人気ラジオ「SCHOOL OF ROCK!」レギュラーに CRAZY COCOさんが“直行便”で夢をつかむまで【インタビュー Part1】」はこちらから

“直行便”で夢をつかむには

―――COCOさんのなかで、夢を現実のものにするために、一番大事なことは何でしょうか。

(夢を)言っていくことで、かなえやすくなるなって思いました。それこそ、いまラジオの仕事をさせてもらってるんですけど、自分の中で中長期的な目標だったんです。

単発でラジオに出演させてもらったときに、「ラジオをやってみたいんですよね」という話をしていたら、目標がかないました。

あと、「大体芸歴5年目ぐらいまでに本を出したいな」と、マネージャーとか事務所、いろいろな現場で言ってたんです。

35歳でエンターテイナーになるっていう夢を恥ずかしいなと思いながらやってたら、かなうのはもっと遅かったかなと思います。

笑われてもいいし、自分はそのためには努力を惜しまないという、自分の軸を持って強めに行けたから、それを知ってる人たちが拡散してくれたりして、(夢に)つながっていったと思うので。口に出して言霊にしていくことは、1番重要なんじゃないかなと思いますね。

仕事と夢を一緒にできないっていう人もいるじゃないですか? 仕事はお金とか生活(のため)と割り切って、休みの日に好きなことをやるという人もいると思うんですけど、もし自分の夢が好きなことに付随しているんだったら、それを仕事にした方が努力できるよな、みたいな。

努力がしやすい、それが努力って思わずに済むぐらいまで落とし込むようにすると、いつの間にかやりたいことができているという感覚はありますね。

ーーーCOCOさんのインタビューを読んでいる人が、「この人はすごい人で、私とは違う」と線引きしちゃう人もいると思うんですよ。そういう考えについてはどう思われますか。

私なんか本当にFランク大学出身ですし、高校も全然偏差値よくないし、周りの友達も大学を目指した子が少ないぐらい、大阪出身の普通の女なんで。

私でもできたから、みんなできますよ。ただ、みなさんと私が違うことが唯一あるとすれば、自分とどれだけ向き合ったかっていうだけだと。「やりたいことないんです」って言っている人、好きなことを100個羅列したことありますか。

「私はこんなことできない」って言っている方の気持ちもすごくわかるんですけど、結局起きてないことで不安になるのって、めちゃめちゃ時間の無駄だと思っていて。1回やって無理だったら別にやめたらいいじゃんっていう。

多分マインドの持っていき方が違うだけで、別に経歴とか全然すごくないし、ただCAって1つ(経歴に)入っちゃってるから、日本はCAに憧れる文化なので、大層なことをしたって思っているかもしれないですけど。

CAになれたのも、たまたま前回(COCOさんがCAの試験に受かったのは、受験2回目)落ちたときのリクルーターが面接官で、その人が半年の間に髪色を変えていたから、「髪色変えたよね! 素敵!」って言ったら受かっただけなんで。

だから、「できる、できない」じゃなくて、「やるか、やらないか」だけの話。誰にも負けないぐらい企業研究しましたかっていう。

若者に伝えたいことは

―――U-NOTEの主なターゲット層である20代前半の方に、ご自身の経験も振り返りながらアドバイスするとしたら、何かありますか。

周りと一緒ということに安心しないでほしいなと思います。

本当はこの仕事がやりたい、1年留学行きたいとか思っているのなら、20代前半だったら30代になったときに帳尻を合わせられるので、(挑んで)失敗しても全然良いと思うんですよ。

みんなが就活しているから、親がこれをすすめるから、じゃなくて、自分が楽しそうに働いているイメージがもてる就活をしてほしいなって思います。

―――社会人も、周りと一緒じゃなくて自分で本当に何がやりたいのかっていうのを突き詰めて考えていった方がいいと。

全然良いと思います。どこの会社に入ったとしても絶対入社後ギャップがあると思っていて。私は全然好きな仕事じゃなかったから、やめちゃいましたし。

本当に自分が楽しめる、自分に合っている、自分の能力が発揮できる仕事だったら、ずっと同じ商社で10年以上働いていると思うし、同じ会社で働き続けることが偉いってだけではないと思います。

早く自分が幸せと思える仕事に出会うためには、自分の「好き」を掘り下げて知っておいてほしいなと思います。

―――COCOさん自身の夢をお聞かせください。

海外に出たいんですよ。こういう言い方をしたら、ちょっと語弊があるかもしれないですけど、母が亡くなった時点(2023年12月)で、私が日本にいる理由ってなくなっちゃったんです。

エミレーツ航空を辞めたのも(母の病気が)きっかけだったし、それがなかったら、私はずっとCAの仕事をしていてもよかったぐらい楽しかったんで。

私の本を手に取ってくださったり、私のSNSをフォローしてくださったり、書籍出版イベントに来てくださったりするファンの方にすごく支えられているから、日本で頑張りたいって自分のなかで定まっているんですけど、将来的には、海外移住とかじゃなくて、「イッテQ!」(日本テレビ系)みたいに海外ロケとか旅番組でも良いですし、自分でやるのも良いですし。

海外に出ることで、世界中にいる友達とまたコネクトできたら良いなってすごく思って。

YouTubeで大金稼ごうとは全然思っていないですけど、ただ、YouTubeである程度の基盤があれば、どこに行っても発信できるから食べ物とか生活に困ることはないので。

よく「CRAZY COCOって何やってる人? インフルエンサーなのかYouTuberなのか芸人なのか全然分からない」って言われることがあるんですけど、それで良いと思っています。

3月6日(水)18時掲載の第3回「やらないことを決めればストレスはたまらない CRAZY COCOさんが語る“幸せ度数”を高くするコツ【インタビューPart3】」に続く

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