HOMEライフスタイル 南インドのココナッツカレーを缶詰に ‟未利用魚”カナガシラを使った「SpiSea Blue」新発売

南インドのココナッツカレーを缶詰に ‟未利用魚”カナガシラを使った「SpiSea Blue」新発売

青木一真

2024/03/01(最終更新日:2024/03/01)


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福島県の老舗魚屋である株式会社おのざきは、‟未利用魚”のひとつ、カナガシラを使った南インドのココナッツカレーの缶詰「SpiSea Blue(スパイシーブルー)」を発売しました。

未利用魚・低利用魚とは

未利用魚・低利用魚とは、大きさや見た目などを理由に、水揚げされても市場で売られなかったり、低価格で取引されたりする魚のことです。

いわき沖は、親潮と黒潮がぶつかる潮目の漁場で「美味しい魚が水揚げされる」と高い評価を得ていわき沖で水揚げされた海産物は「常磐もの」として珍重されているそうです。

しかし、気候変動などの影響を受けて魚の生息海域の北上や、‟旬”とされる時期の変動がみられ、ほかの漁場と同様に漁獲量が減少しているといいます。

そして、漁獲量が減少しているにも関わらず、未利用魚・低利用魚は水揚げ後に3割が廃棄されているといった課題を抱えています。

SpiSea Blueに詰められた思い

今回、福島の老舗魚屋おのざきが発売する「SpiSea Blue(スパイシーブルー)」は、未利用魚の価値をあげるべく開発されました。水産資源を守りつつ100年後にも食文化を継承する、サステナブルな水産業の実現を目指しています。

「SpiSea Blue(スパイシーブルー)」に使われるカナガシラという未利用魚は、高級魚として扱われるホウボウとよく似た白身の魚で、販売元によれば、かつては殿様へ献上されていたといいます。

しかし、水揚げ量が安定しないことや、下処理に手間がかかることなどを理由に未利用魚として広く流通されていないそうです。

この缶詰では、すり身にしたカナガシラをスパイスとあわせて、その旨味をより引き出しているとのことです。

商品概要

商品名:SpiSea Blue スパイシー ブルー(SpiSea:spiceとseaを合わせた造語)

税込販売価格:972円(1缶)、2,916円(3缶セット)

内容量:180g

原材料:すり身(カナガシラ<宮城県産>、砂糖、酒、塩)、ココナッツミルク、ソテードオニオン、トマトピューレ、タマリンドペースト、香味食用油、にんにく、生姜、青唐辛子、塩、海老エキス、海老パウダー、クミンシード、フェンネルシードカレースパイス/ソルビトール、酸味料、 増粘名類、酒精、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンE)(一部に小麦・えび・大豆を含む)

販売者:株式会社おのざき(福島県いわき市)

製造者:株式会社タイム缶詰(岩手県陸前高田市)

オンライン販売ページ

3缶セット:https://www.onozaki100years.com/view/item/000000000093

1缶セット:https://www.onozaki100years.com/view/item/000000000094

<参照>

海の課題をスパイスで解決!福島から未利用魚を使用したスパイスカレー缶「SpiSea Blue(スパイシーブルー)」が2月21日発売開始!都内で発売記念イベントも!

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