認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、2023年度の全国のこども食堂の数を調査した結果を発表しました。
この調査は全国のこども食堂地域ネットワーク団体などの協力を得て行われました。
こども食堂とは
こども食堂とは、無料または安価で栄養のある食事を提供する食堂です。多くは、民間のNPO法人や個人によって運営されています。
家族や仲間などとコミュニケーションを取りながら食事をする「共食」や、食について学ぶ「食育」などの機会として、子どもだけでなく親子で参加する人も多いようです。
「月1回の開催」から「365日3食を提供」など提供形態はさまざまで、数人のみから数百人まで対象人数も食堂により異なります。
2023年度のこども食堂の数は9千カ所を超える
2023年度のこども食堂の数は、全国で9,131カ所。2022年度と比較して、1,769カ所の増加を示しています。調査を開始した2018年度以降もっとも多い増加数だといいます。
なお、2023年度のこども食堂の数は、公立中学校の数(9,296カ所)とほぼ並ぶ数値となっています。
こども食堂の増加に伴い参加人数も増加傾向にあり、2023年度は子どもだけだと1,091万人、大人も含めると1,584万人に及んでいます。2022年度は、子どものみだと880万人、大人も含めると1,277万人だったため、より多くの人が参加しやすくなっているようです。
<参考>
こども食堂について|認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
【確定値】2023年度のこども食堂数は「9,132箇所」。公立中学校数とほぼ並ぶ ~2023年度こども食堂全国箇所数発表~
【関連記事】
カンボジアで車イス整備のワークショップを開催 日本のシニア・ベテラン整備士が国際協力
車イスを必要とする人への支援を行う特定非営利活動法人「飛んでけ!車いす」の会は、JICA(ジャイカ)の草の根支援事業の一環として、現地2月27日(火)から29日(木)までの期間に、カンボジアの首...
入院中の子どもたちに「ワクワク」する体験を! 学生団体が立ち上げた一般社団法人「Child Play Lab.」が「POCO!」をリリース
若い世代とともに新しい価値の創造に取り組むという複合施設「100BANCH」で活動する学生団体「Sparkle Ways Project」は、一般社団法人Child Play Lab.を立ち上げ...
北陸のこだわり食材を食べて、被災地域の生産者を応援! 能登半島地震の復興を支援
市場を通さずに生産者と購入者を直接つなぐことで日本各地の食材を売買できる産地直送のWebマーケット「産直アウル」(運営・レッドホースコーポレーション株式会社)が、能登半島地震の復興支援を目的に、...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう