GitHub CopilotやChatGPTなどの生成AIの登場により、エンジニアの業務に変革期が訪れていると感じる人は多いようです。
WebメディアやWebサイトを運営する株式会社キャリアデザインセンターは、350人の就業中エンジニアに対し「今後のキャリア展望と、それを阻んでいるもの」という調査を実施しました。本記事に掲載している調査結果は、すべて複数回答可の設問をもとに集計されています。
今後3年以内に達成したい目標とは
「今後3年以内に達成したいことは何か」という質問では、最多の回答が「技術スキルの深化(約40%)」に。続いて多数となった結果のうち、20%を超えるものとして「リーダーシップやマネジメントのスキル習得(約22%)」「新しい技術領域や分野を学びたい(約21%)」と続きました。
この調査を20代と30代の年齢別に分けた場合では、「技術スキルの深化」を選択した人は両方とも最多であるものの、その他の項目では差が現れています。
20代は「自らの技術製品やサービスを開発・リリース」を重視する人が他の年代よりも多いという結果です。
30代以降では、「マネジメントライン」と「新しい技術習得」のふたつに興味が分かれていく傾向にありました。
技術を重視したキャリアでの障壁は?
自身のキャリアを進めるうえで、技術派にとって障壁となる事象の調査では、「最新の技術トレンドを常にキャッチアップする難しさ」が約50%、「専門的なスキルや経験を獲得する機会の不足」が約49%と、過半数に近い結果に。次点は20%を超える項目がひとつだけであり、約25%の「バランスのとれたワークライフバランスの維持が困難」という結果になりました。
変化が激しい時代において、自身のキャリア形成に不安を覚える人は少なくないようです。
調査概要
調査期間:2023年12月8日(金)~10日(日)
回答者数:350人
職種:現在就業中のエンジニア
年代:20~59歳
性別:男性201人、女性146人、その他3人
雇用形態:正社員86%、契約・派遣社員8.9%、フリーランス4.6%、アルバイト0.3%
調査方法:Webアンケート方式
調査主体:株式会社キャリアデザインセンター
実査機関:株式会社クロス・マーケティング
<参照>
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